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■0277「キンキー・ブーツ」

 テレビで活躍してきたジュリアン・ジャロルドの映画初監督作。父親の急死で倒産目前の靴工場を相続した優柔不断な男チャーリー・プライスが、ドラッグクイーンのローラとドラッグクイーン専用セクシーブーツの開発に取り組み、工場の再生に奮闘する姿を描く実話に基づくイギリス産のハートフル・コメディ。「フル・モンティ」「ブラス」と、イギリスの感動ドラマは、こういう傾向の作品が目立つ。しかし、伝統的な靴工場が、キンキーブーツをつくる過程で、職人たちがセクシャルマイノリティへの偏見を解消し、力を合わせていくというストーリーは、特別な面白さがある。そして、対照的に見えるプライスとローラは、父親へのコンプレックスに縛られているという点で共通しているも見逃せない。
 クライマックスは、ミラノの見本市。チャーリーは、全生産ラインをキンキーブーツに絞り、ミラノのドラッグクイーンショーに工場の命運を賭けた。劇的な展開とキンキーブーツが映える華やかなショー。ローラ役キウェテル・イジョフォーの歌声と存在感は、ぞくぞくするほど。魅力的だ。一方の優柔不断だが最後は頑張るチャーリー・プライス役のジョエル・エドガートンも、不思議な魅力がある。若き日のリチャード・ギアに似ているかも。

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