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■0186「秘密と嘘」

 「秘密と嘘」(1996年)の監督と脚本はマイク・リー。 養女が母親の死をきっかけに、実の母親を探すというストーリーを基本にしながら、登場するさまざまな人たちの傷に満ちた生きざまと屈折した人間関係が、さりげなく、しかし的確に描かれる。さらに、写真家モーリスが撮影する多くの人々の表情としぐさからも、多彩な人生を感じ取ることができる。数秒間の凝縮されたショットの連続は、見事というほかない。
 一人ひとりが絶品の演技をみせているが、シンシア・パーリー役ブレンダ・ブレッシンの熱演は、群を抜いていた。実の子供と初めて会ったコーヒーショップでの9分間は、名場面として記憶されていくだろう。何もかもが丸く収まるハッピーエンドーは許せるとしても、シンシアが庭で2人の娘を前にしていう言葉「人生って、いいわね」は、何とかならなかったものか。せめて「風が気持ちいいわ」くらいにしてほしかった。

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コメント

はじめまして。
ラストシーンのシンシアの言葉、たしかにちょっと直接的すぎるかもしれませんね。
でも私は観賞当時は、あまり違和感なかったかな。
トラックバックさせていただきました。
よろしくお願いいたします。

投稿: ぴむ | 2005.04.01 00:08

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