2009.12.08

■筒井康隆の「七瀬ふたたび」が芦名星主演で初映画化決定

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 小説「時をかける少女」と共に筒井康隆の代表作に挙げられるベストセラー小説「七瀬ふたたび」が芦名星主演で初映画化される。
 人の心を読むことができる超能力者火田七瀬の苦悩や葛藤(かっとう)を描く原作小説は、1970年代に刊行された「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」の三部作からなるシリーズ累計430万部のSF小説の金字塔。これまでに何度も映像化され、ヒロインの七瀬は多岐川裕美や蓮佛美沙子などが演じてきた。
 過去作品とは違い、より原作に忠実な初の劇場版映画を目指したという今回の映画『七瀬ふたたび The Movie』で七瀬を演じるのは、原作者筒井に「今までの七瀬の中で、もっとも七瀬らしい七瀬である。強いまなざしと、凛(りん)とした態度は七瀬のキャラクターそのもの」と言わしめた芦名。過去に数千人のオーディションを勝ち抜き、映画『シルク』で世界デビューを果たした話題の正統派美人女優だ。芦名は「演じている方々もとても個性があって、一人一人の不安や葛藤(かっとう)、悲しい出来事やハラハラするような出来事のバランスが素晴らしいと思います。最初からドキドキして、最後まで途切れることなく、スピード感のある映画」とコメント。
 その個性的な共演者の面々には佐藤江梨子、田中圭、前田愛らが名を連ね、七瀬をサポートする超能力者として登場。彼ら超能力者たちを追い詰める組織のリーダーを吉田栄作が演じる。監督は映画『四月怪談』や平成「ウルトラマン」シリーズで知られる小中和哉。脚本は映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の伊藤和典が担当する。
 映画『七瀬ふたたび The Movie』は2010年6月よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて全国公開。

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2009.11.21

■水の江滝子さん死去

 「ターキー」の愛称で親しまれた元俳優で映画プロデューサーの水の江滝子(みずのえ・たきこ)さんが、16日午後6時45分、老衰のため神奈川県内で死去した。94歳だった。北海道出身。葬儀は近親者で行った。自宅や喪主は未公表。
 昭和3年に東京松竹楽劇部(のちの松竹少女歌劇団)第1期生として入団。5年に日本レビュー史上初めてシルクハットにタキシード姿で「男装の麗人」として登場し、「ターキー」の愛称で親しまれた。
 28年に舞台を引退後は日活の映画プロデューサーとして石原裕次郎や浅丘ルリ子らスターを発掘。テレビでは同年からNHK「ジェスチャー」の女性軍キャプテンを15年間務めるなど活躍した。

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2009.11.13

■ギレルモ・デル・トロ監督「ホビット」にカメオ出演

 「ロード・オブ・ザ・リング」の前章にあたるJ・R・R・トールキン原作の「ホビットの冒険」を映画化する「ザ・ホビット(原題)」のメガホンをとるギレルモ・デル・トロ監督が、同作にカメオ出演するつもりであることが分かった。
 デル・トロ監督が「指輪物語」のファンサイト「TheOneRing.net」の掲示板で自ら明かしたもので、脇役クリーチャーの1人として登場することになるという。そして、「すでにクリーチャーのデザインに着手した。顔と手に装着する装置もこれから自分で作るつもりだ」と明言。さらに、「僕は昔、自分で立ち上げた特殊効果&メイクの会社『ネクロピア』でクリーチャー作りをやっていて、その時代が少し恋しいんだ」と、自身のルーツを語った。
 「ザ・ホビット」は2部作構成で、第1部は2011年12月、第2部は12年12月の全米公開を予定。

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2009.11.11

■俳優の森繁久弥、死去

 映画「社長」「駅前」シリーズや舞台「屋根の上のヴァイオリン弾き」などで親しまれ、戦後の映画、演劇を牽引(けんいん)、大衆芸能の分野で初の文化勲章を受章した俳優の森繁久弥(もりしげ・ひさや)さんが、10日午前8時16分、老衰のため亡くなった。96歳だった。告別式は未定。喪主は次男、建(たつる)氏。
 大阪府枚方市生まれ。早大商学部に在学中から演劇活動を始め、中退後、下積み俳優として東宝劇団、古川緑波一座などを渡り歩く。1939年、NHKにアナウンサーとして入局し、旧満州(現中国東北部)の新京中央放送局に勤務した。
 戦後、新宿の「ムーラン・ルージュ」などの舞台に立った後、映画界に進出。「三等重役」「夫婦(めおと)善哉(ぜんざい)」や「社長」「駅前」「次郎長三国志」シリーズなどに出演し、人間味あふれる独特の森繁節で幅広い人気を得た。
 後年は舞台活動に力を入れ、20年に及ぶロングランとなったミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」のテヴィエや、「佐渡島他吉の生涯」の他吉などを当たり役とした。
 テレビやラジオでも活躍する一方、自ら作詞・作曲して歌った「知床旅情」をヒットさせ、「アッパさん船長」など数多くの著書で多才ぶりも示した。
 日本映画俳優協会や日本喜劇人協会の会長、日本俳優連合名誉会長などを務めた。91年に文化勲章受章。

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2009.11.07

■佐々木希、「天使の恋」撮影中に爆睡

 佐々木希の初主演映画「天使の恋」が11月7日、全国120スクリーンで公開され、佐々木をはじめ谷原章介、大石参月、酒井若菜、寒竹ゆり監督らが東京・新宿バルト9で舞台挨拶を行なった。
 佐々木は、緊張のあまり昨夜は眠れなかったそうで「みんながどう思ってくれているのか不安ですね」と本音を吐露。その後、場内から拍手喝采がおくられると「良かった……良かったです」と話し、初めて満面の笑顔をのぞかせた。
  佐々木扮する理央の同級生という役どころを演じた大石は、「希は主演だし疲れて睡眠不足だったから、病院のベッドで目を覚ますシーンではカメラが回っているのに寝てた!」と暴露。これには佐々木も大慌てで、「言わなくていいよ、そんなこと」と苦笑いを浮かべていた。
 佐々木と18歳差の恋に落ちる大学講師を演じた谷原は、「佐々木さんと酒井さん以外の女性陣とからみがなかったのは心残り。希ちゃんのきれいな背中が映っているシーンは、僕も映像でしか見ていない。あの現場にいたかった……」と悔しがった。寒竹監督は、「佐々木希が目覚しい成長を遂げてくれた。最初は『佐々木希です』と言うだけでかんでいたから。とにかく、公開初日を迎えられて良かった」と安堵の表情をにじませた。

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2009.11.02

■「沈まぬ太陽」、日航社内報で批判

 日本航空が、同社をモデルにした公開中の映画「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、若松節朗監督)を社内報で取り上げ、「当社を取り巻く厳しい経営状況は世間の注目を浴びている」との認識を示した上で、「企業として信頼を損なうばかりか、お客様離れを誘発しかねない」と批判していることが2日、分かった。
 社内報は映画公開直前の10月21日付。「心をひとつに立ち向かおう 風評・批判に惑わず」と大見出しが躍る。
 映画で描かれている社内の報復人事や役員の不正経理、政治家・旧運輸省幹部らへの利益供与や贈賄について「こんな不正があるわけがない」と一刀両断。「国民航空」の名称やジャンボ機墜落事故の克明な描写から「『フィクション』と断っているが、日航や役員・社員を連想させ、日航と個人のイメージを傷つける」と反発している。
 事故をめぐって「作り話を加えて映像化し、商業的利益を得ようとする行為は遺族への配慮に欠ける」と非難。さらに「しかるべき措置を講じることも検討している」と法的手段も辞さない姿勢を見せている。

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■『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』上映延長決定

 6月に急逝したマイケル・ジャクソンによって、死の数日前まで行われていたコンサート・リハーサルを収録したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の日本での上映延長が決まった。
 本作は当初2週間の期間限定上映が前提だった。しかし、10月28日(水)19時より全国324館で公開をスタートし、10月31日(土)までの4日間で、全国興行収入6億4663万6400円、動員50万9251人を記録する大ヒットとなった。
 これを受け配給元のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと本作品の主興行社である松竹株式会社との間で緊急の話し合いが持たれ、2週間を限定としていた上映期間を見直して、延長可能な劇場においては、さらに追加2週間の上映期間延長を行なうことを決定。現在公開中の全国324館のうち、およそ7割の劇場が上映期間を11月27日(金)まで延長する。
 全米では1日で744万ドル(6億6千9百万円)を稼ぎ出し、28日のボックスオフィス1位の座を獲得した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は日本も例外ではなく、前売券の販売枚数も最終的に24万枚に迫る異例の売れ行きを示した。
 さらにこの土日にもその興行を延ばし、上映映画館はどの回も軒並みチケットは売り切れ。配給元ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの発表によると、東京・新宿ピカデリーでは10月31日(土)に同館の動員記録である『崖の上のポニョ』を500名近く上回る4,023名を記録した。
 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント映画部門日本代表・佐野哲章氏は、「『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は、おかげさまで幅広いお客様から高い支持を得ております。この偉大なスーパースターの素晴らしさを封じ込めたような傑作を一人でも多くの方々にご覧いただくには、やはり期間延長が必要であると、米国本社と交渉した結果、2週間の上映延長が許可され、松竹の合意を得て実現できました」とコメントしている。
 映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は評論家だけでなく実際に鑑賞した人たちからも賞賛の声が上がっており、マイケルのエンターテインメントに対する厳しい姿勢や、逆にスタッフに対する思いやりのあるやさしい人柄が、観る人の胸に深く刻み込まれると同時に全編を通してマイケルのヒットナンバーがテンポよく挟み込まれ映像作品としても傑作となっている。

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■コミック「銀魂」がついに劇場映画化

 2003年に週刊少年ジャンプで連載が開始され、単行本の発行部数は現在までに2,800万部を超える、ジャンプの看板コミック「銀魂」が長編アニメーション映画『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』として製作されることが決定した。
 「銀魂」は2006年からはテレビ東京系列でアニメ化され、DVDは累計100万枚以上(セル・レンタルあわせて)を出荷する人気作。2009年3月に発売した主題歌集CD「銀魂BEST」は出荷数21万枚を超える大ヒットを達成するという驚異の大ヒットコミックだ。
 舞台はパラレルワールドの江戸。宇宙人・天人(あまんと)の来襲を受け、突如価値観が変わってしまう。世俗や流行、常識は2009年の日本に近く、宇宙人、高層ビル、バイクに電車などなど何でもありのこの世界で、変わらない“魂”を持った最後のサムライ、坂田銀時。普段は脱力系だが本気を出すとめっぽう強い、通称・万事屋・銀さん。そして、相棒でアイドル追っかけの志村新八、怪力宇宙人で美少女・神楽の三人が、江戸に起こるさまざまな難題を解決すべく奮闘する物語だ。完璧なまでに作り上げられた世界観がクオリティの高い作品として構築されており、ゲームなどで目の肥えた少年たちをも文句なしに熱狂させている。
  劇場版の内容は、妖刀“紅桜”をめぐって銀時と宿敵・高杉晋助が壮絶な戦いを繰り広げる、シリーズ中で最もスケールの大きいエピソード「紅桜篇」。この名作エピソードが新たな解釈でよみがえる。
 『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』の劇場公開は2010年ゴールデンウィークで、配給はワーナー・ブラザース映画。

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2009.10.30

■南田洋子さん通夜

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 21日に亡くなった女優・南田洋子さんの通夜が29日、東京・芝公園の増上寺で営まれ、多くの弔問客が南田さんとの別れを惜しんだ。夫で俳優の長門裕之は出演舞台を終えてから駆けつけ、久しぶりに愛妻と対面、南田さんへ優しく言葉を語りかけたという。また長門の実弟で俳優の津川雅彦が報道陣のインタビューに応じ「洋子姉さんは有終の美を飾ったと思う。兄嫁として感動しました。心からいってらっしゃい」と偲び、長門に対して「慰めてあげないとね。女性が先に死ぬと男性も早いっていうから。兄貴にも逝かれちゃあね」と神妙な面持ちで語った。
 津川は「僕は南田さんの代わりはできない。所詮、弟だから」と唇をかみしめ、「4年間介護、といっても本人は認知症だったからね。でも、認知症になると自然体になってかわいいんだよね。夫婦っていつかは下降線に入るものだけど、介護になると手塩になる。(長門が)一緒に死にたいと思うくらい気が入ってたと思う」と天を見上げた。
 くも膜下出血で倒れ、入院間もなく息を引き取った南田さん。津川は「ある意味、兄貴への愛情だったと思う。世話掛けずスッと逝ってあげたいという洋子さんの想い」と目を細め「うちの親父の面倒もみてくれたし、兄嫁としてしっかり務めてくれた。死んで良かったと思わせない。75歳にして妻を悲しむ兄貴を見てると、いい夫婦だったんだなと思う」とうなずきながら南田さんへの感謝を口にした。
 その一方、長門の現在の様子について聞かれると「兄貴が心配です」と急に厳しい顔つきに。睡眠薬を服用している状態だと明かし「役者夫婦が支えあって、介護して、そして片一方を失った。けど、役者って明日はない。今日の成果が明日につながる。役者としてもう一花咲かせたいというのが、僕の目標です」と憔悴しきった兄のサポートを約束。長門本人はこの日、取材に応じることはなかった。

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2009.10.28

■新『時をかける少女』は仲里依紗がヒロインに

 筒井康隆の小説で、発表から45年の間、さまざまなアレンジをされて、いく度となく映像化されていた「時をかける少女」が仲里依紗を主演に迎え、新たな物語として映画化されたことがわかった。
 本作のヒロインは、原作の主人公・芳山和子の一人娘、芳山あかり。2010年に生きる彼女が、入院中の母に代わって、1970年代にタイム・リープし、昏睡状態に陥った母の初恋の人・深町一夫に出会う。そして、次第に若き日の母と、幼いころに別れたきりの父との意外な青春時代も明かされていく中で、深町探しに協力する大学生・涼太との微妙な関係にも変化が訪れはじめる。
 この芳山あかりを演じるのは、『純喫茶磯辺』『パンドラの匣』などで注目を浴び、『サマーウォーズ』で声優を務めた仲里依紗。アニメ『時をかける少女』でも主人公の声を務めた仲が実写でも主人公を演じることになった。また、気になる存在の大学生・涼太には『ROOKIES』の中尾明慶が、そして安田成美が母・芳山和子を演じている。監督は本編が長編映画初監督作となる谷口正晃。本編はすでに完成しており、その内容からは最新VFX技術によりタイム・リープや70年代の街並みが再現され、繊細かつ確かな演出力を発揮していることがうかがい知れる。
 あかりを等身大で演じることになった仲は「アニメ版『時をかける少女』の主人公の声を演じ、素晴らしい作品に出会うことができたとうれしく思っていました。今度は、声だけでなく、自分自身がスクリーンに映ることができることになり、『時をかける少女』というブランドを背負うことができるのか、すごく不安でした」と当初はその歴史ある看板を背負うことにプレッシャーを感じていたことを明かした。しかし、そのプレッシャーは原動力にもなったらしく、「一生懸命、時をかけました。歴代の『時をかける少女』のファンの方もまた新たに楽しめる作品になったと思います。ぜひたくさんの方に観ていただきたいです」と完成品は満足のいくできになっていることを明かした。
 また、長編初挑戦になる谷口監督も同様に重いプレッシャーを感じつつも、「世代を超えたたくさんのファンに愛し続けられている作品なので、恐れ多い仕事に取り組む責任を感じていました。そしてタイム・リープが題材という、リアリズムだけでは押せない物語とどのように向き合っていくか、という不安もありました。でも、作品の核として大切なのは、芳山あかりが18歳の春に体験した、かけがえのない数日間をどれだけ瑞々しく描ききるかにあるとわかった瞬間、体当たりでぶつかっていこうと思いました」と製作の途中で開眼したことを明かした。
 映画『時をかける少女』は、2010年3月ヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国公開。

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