2014.01.20

映画「天心」(松村克弥監督)を観ました

岡倉天心の没後100年の節目を記念した映画「天心」(松村克弥監督)を観ました。映画の感想は、後日まとめるとして、まずは岡倉天心の半生が映画化されたことを喜びたいと思います。

岡倉天心は50年の生涯で信じがたいほど精力的に活動しました。
(1)古美術の保存、保護に尽力(2)新しい日本画の創造(3)東洋文化の欧米への紹介。どれをとっても歴史的な画期的な活動です。
英文による「茶の本」(1906年)は、今でも輝き続けています。私が若くして最初に読んだとき、次の文章が心に刺さりました。この文章は、年を重ねるにつれて重みを増して行きました。
 「西洋人は、日本が平和な文芸にふけっていた間は、野蛮国と見なしていたものである。しかるに満州の戦場に大々的殺戮さつりくを行ない始めてから文明国と呼んでいる。近ごろ武士道――わが兵士に喜び勇んで身を捨てさせる死の術――について盛んに論評されてきた。しかし茶道にはほとんど注意がひかれていない。この道はわが生の術を多く説いているものであるが。もしわれわれが文明国たるためには、血なまぐさい戦争の名誉によらなければならないとするならば、むしろいつまでも野蛮国に甘んじよう。われわれはわが芸術および理想に対して、しかるべき尊敬が払われる時期が来るのを喜んで待とう」

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2010.06.05

■宝生舞 芸能界引退、公式ウェブサイトで報告

女優・宝生舞が5月31日付で芸能界を引退していた。
宝生舞は自身のHPで、「私のわがままな決断を御理解頂ければ幸いです」と引退を報告した。最後の作品は、2010年5月22日に公開された市原隼人主演の映画『ボックス!』。

★出演映画
あした(1995年) - 朝倉恵 役
人造人間ハカイダー(1995年) - カオル 役
大失恋。(1995年)
釣りバカ日誌10(1998年) - 岩下みどり 役
富江replay(2000年) - 川上富江 役
陰陽師(2001年) - 瓜の女 役
自殺サークル(2002年)
なごり雪(2002年)
三浦和義事件 もう一つのロス疑惑の真実(2004年)
理由(2004年) - 資産家の若妻 役
Soeur(2007年)
子猫の涙(2008年) - 森岡治子(大人時代) 役
その日のまえに(2008年) - 浜風町内のケーキ店のウエイトレス役
ボックス!(2010年) - 鏑矢こと美 役

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2010.05.30

■デニス・ホッパー、74歳で死去

 俳優・デニス・ホッパーが2010年5月29日午前8時、カリフォルニアの自宅で死去した。74歳。
 2009年10月に前立腺がんと公表。12月にシダース・シナイ・メディカル・センターに入院したが、年が明けて今年の1月にがんが骨に転移し、余命わずかであることを友人にもらしていた。その後、現在の妻で結婚して14年になるヴィクトリアさんとの離婚を申請。しかし、離婚協議はスムーズに進展せず死の淵で妻との泥沼の離婚劇が繰り広げられた。デニスさんは生涯で5回結婚しており、ヴィクトリアさんは5人目の妻。
2010年の3月にハリウッドの星を受賞。1969年の映画「イージー・ライダー」で共演した盟友ジャック・ニコルソンや友人のデヴィッド・リンチ監督も駆け付け栄誉を祝った。デニス・ホッパーは「ハリウッドは家であり、学校であった」とコメント。「人生のすべてを皆さんから学んだ。これは僕にとって大変重要なことだ。皆さん本当にありがとう、そしてハリウッドにも感謝します」と語っていた。
デニス・ホッパーが監督・脚本・出演した「イージー・ライダー」は、アメリカン・ニューシネマの代表作として映画史に残る作品。「理由なき反抗」で共演したのをきっかけに、若くして亡くなったジェームス・ディーンと友人になり、深い影響を受けたといわれている。

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2010.05.15

■「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩」の予告編

ジェーン・カンピオン監督が詩人ジョン・キーツの生涯を描いた「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩」の予告編は、とても美しい。ただ、この邦題はなんとかならなかったものか。
http://www.cinematoday.jp/page/N0024367

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2010.05.06

■スピルバーグ監督の次回作は『ウォー・ホース』

 スティーヴン・スピルバーグ監督の次回作が、ついに明らかにされた。5月4日(現地時間3日)、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズは、スピルバーグが次回監督作品として『ウォー・ホース』(原題)に取り掛かると正式に発表した。
 本作は、チルドレンズ・ブック賞など数々の賞に輝く、イギリスの小説家マイケル・モーパーゴの1982年に刊行された小説を映像化するものだ。小説は、イギリスの農村地帯で暮らす少年と彼の愛馬ジョーイを主人公にした物語で、幸せに暮らしていた少年と馬のジョーイだったが、第一次世界大戦が勃発したことで、ジョーイは軍用馬として売られてしまい、二人は離れ離れになってしまう。ジョーイのことを心配した少年は、兵士として戦場へ赴き、いくつもの戦火をくぐり抜けながら愛馬を探す感動のストーリーだ。

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■佐藤慶の出演した映画作品

 佐藤慶の出演した映画作品

人間の條件 第3部(1959年、松竹)
青春残酷物語(1960年、松竹)
波の塔(1960年、松竹)
切腹(1962年、松竹)
武士道残酷物語(1963年、東映)
新選組血風録 近藤勇(1963年、東映)
鬼婆(1964年)
人生劇場 新・飛車角(1964年、東映)
徳川家康(1965年、東映)
悪名幟(1965年、大映)
白昼の通り魔(1966年、松竹)
座頭市の歌が聞える(1966年、大映)
陸軍中野学校 雲一号指令(1966年、大映)
地獄の掟に明日はない(1966年、東映)
無理心中日本の夏 (1967年)
絞死刑(1968年、ATG)
帰って来たヨッパライ(1968年、松竹)
昭和のいのち(1968年、日活)
新宿泥棒日記(1969年、ATG)
弾痕(1969年、東宝)
鬼の棲む館(1969年、大映)
日本の悪霊(1970年、ATG)
裸の十九歳(1970年、近代映画協会)
儀式(1971年、ATG)
いのちぼうにふろう(1971年、東宝)
夏の妹(1972年、ATG)
女医の愛欲日記(1973年、東映)
必殺仕掛人 梅安蟻地獄(1973年、松竹)
新座頭市物語 笠間の血祭り(1973年、東宝)
山口組外伝 九州進攻作戦(1974年、東映)
東京湾炎上(1975年、東宝)
やくざの墓場 くちなしの花(1976年、東映)
竹山ひとり旅(1977年、近代映画協会)
日本の首領 野望篇(1977年、東映)
日本の首領 完結篇(1978年、東映)
殺人遊戯(1978年、東映) - 勝田省一
聖職の碑(1978年、東宝)
原子力戦争 Lost Love(1978年、ATG)
白昼の死角(1979年、東映)
蘇える金狼(1979年、東映)
太陽を盗んだ男(1979年、東宝)
スーパーGUNレディ ワニ分署(1979年、にっかつ)
野獣死すべし(1980年、東映)
動乱(1980年、東映)
白日夢(1981年、松竹)
連合艦隊(1981年、東宝)
駅 STATION(1981年、東宝)
十階のモスキート(1983年、ATG)
序の舞(1984年、東映)
ゴジラ(1984年、東宝)
友よ、静かに瞑れ(1985年、東映) - 下山建設社長・下山
極道の妻たち(1986年、東映)
竜馬を斬った男(1987年、松竹)
西遊記(1988年、松竹)
就職戦線異状なし(1991年、東宝)
課長島耕作(1992年、東宝)
新・極道の妻たち 覚悟しいや(1993年、東映)
極道記者2 馬券転生篇(1994年、大映)
きけ、わだつみの声(1995年、東映)
金融腐蝕列島 呪縛(1999年、東映)
完全なる飼育(1999年、東京テアトル)
宣戦布告(2002年、東映)
あずみ(2003年、東宝)
ゲルマニウムの夜(2005年、荒戸映画事務所)
60歳のラブレター(2009年、松竹)
カイジ 人生逆転ゲーム(2009年、東宝)

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■女優・北林谷栄の出演映画

女優・北林谷栄の出演した映画作品

禍福(1937年、PCL(東宝)) - 本田さん
破戒(1948年、松竹) - 叔母
醜聞(1950年、松竹) - 蛭田やす
恋人(1951年、新東宝) - 佐伯さん
原爆の子(1952年、北星) - おとよ婆さん
人生劇場 第一部 青春愛欲篇(1952年、東映) - おみね
人生劇場 第二部 残侠風雲篇(1953年、東映) - おみね
太陽のない街(1954年、新星映画) - 松太郎の婆
ビルマの竪琴(1956年、日活) - 物売りの婆さん
有楽町で逢いましょう(1958年、大映)-祖母
キクとイサム(1959年、大映) - しげ子婆さん
鍵(1959年、大映) - はな
にあんちゃん(1959年、日活) - 坂田の婆
太陽の墓場(1960年、松竹) - ちか
釈迦(1961年、大映) - スミイ(貧者の一燈の老婆)
婚期(1961年、大映) - 婆や
喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(1962年、松竹) - おとぼけ婆さん・くみ
キューポラのある街(1962年、日活) - うめ
青い山脈(1963年、日活) - 家庭科教師・白木
女系家族(1963年、大映) - 君枝
鉄砲犬(1965年、大映) - 小玉きぬ
大魔神逆襲(1966年、大映) - 老婆かね
黒部の太陽(1968年、日活) - きく
肉弾(1968年、ATG) - 古本屋の婆さん
千羽鶴(1968年、大映) - お手伝いのおとよさん
橋のない川(1969年、ほるぷ映画) - 畑中ぬい
ごろつき無宿(1971年、東映) - 勇(高倉健)の母
紙芝居昭和史 黄金バットがやって来る宿(1972年、東宝) - ぎん
華麗なる一族(1974年、東宝) - 総理夫人
エデンの海(1976年、東宝) - 菊
人間の証明(1977年、東映) - 久之浜の老女
野性の証明(1978年、東映) - 松下きよ
あゝ野麦峠(1979年、東宝) - お助け茶屋の老婆
震える舌(1980年、松竹) - 昭(渡瀬恒彦)の母
駅 STATION(1981年、東宝) - 三上昌代
真夜中の招待状(1981年、松竹)
疑惑(1982年、松竹) - 白河はる江
男はつらいよ 旅と女と寅次郎(1983年、松竹) - 吾作の老婆
ビルマの竪琴(1985年、東宝) - 物売りの婆さん
ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け(1986年、パルコ) - 老婦人
ゴキブリたちの黄昏(1987年、ヘラルド・エース) - トーラ
山田村ワルツ(1988年、松竹) - 堤ハナ
となりのトトロ(1988年、東宝) - ばあちゃん ※声の出演
利休(1989年、松竹) - 大政所
大誘拐/RAINBOW KIDS(1990年、東宝) - 柳川とし子刀自
阿弥陀堂だより(2002年、東宝) - おうめ婆さん
黄泉がえり(2003年、東宝) - 内藤サキ

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■女優・北林谷栄、死去

 女優の北林谷栄(きたばやし・たにえ、本名安藤令子=あんどう・れいこ)が2010年4月27日午後8時40分、肺炎のため東京都世田谷区の病院で死去した。98歳だった。

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■俳優・佐藤慶、死去

 俳優の佐藤慶(さとう・けい、本名・佐藤慶之助=さとう・けいのすけ)が2010年5月2日午後4時19分、肺炎のため死去した。81歳。 会津若松市役所に勤務するかたわら劇団を結成し、演劇活動を続けた。上京後、俳優座養成所の4期生となる。同期には、仲代達矢、佐藤允、宇津井健らがいた。小林正樹監督の「人間の條件/第三・四部」で映画に初出演した。
 「青春残酷物語」で愚連隊の兄貴分を演じたのをはじめとして、「日本の夜と霧」「白昼の通り魔」などほとんどの大島渚監督作品に出演。大島監督の「儀式」でキネマ旬報主演男優賞、新藤兼人監督の「鬼婆」ではパナマ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。
ラマで存在感のある俳優としての地位を築いた。

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2010.04.30

■ジェームズ・キャメロン監督、火星に3Dカメラを

 「アバター」で知られるジェームズ・キャメロン監督が、火星の無人探査車に高解像3Dカメラを搭載し、臨場感あふれる映像をお茶の間で楽しめるよう航空宇宙局(NASA)に働き掛けている。
 監督は1月にNASA首脳に会い、火星に来年送られる予定の次期探査車をめぐり、一時白紙化された撮影用3Dカメラの復活を直談判した。打ち上げ計画全体の予算を上回る約27億ドル(約2540億円)の興行収入を上げた監督は「世間の関心が集まる」と力説した。

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