■イブ・サンローラン氏、死去
フランスのファッションデザイナーで、20世紀を代表する巨匠と呼ばれたイブ・サンローラン氏が1日夜、パリで死去した。71歳だった。死因は明らかにされていないが、病死とみられる。
1936年、仏領アルジェリア(当時)のオラン生まれ。少年時代から服飾デザインに興味を持ち、53年、パリの専門校に17歳で入学。翌年のデザインコンクールにカクテルドレスを出品、優勝してあこがれのデザイナー、クリスチャン・ディオールに独創的才能を認められ、その後ディオールのアトリエで主任デザイナーとして働いた。
60年アルジェリア戦争に従軍し、これを機に独立。「イブ・サンローラン」ブランドを立ち上げ、パリのセーヌ川左岸に店を開いた。女性らしいラインを基調に、華やかな色彩と幾何学模様などを取り入れた斬新なデザインで60年代のファッション界に衝撃を与え、女優カトリーヌ・ドヌーブさんらから熱狂的に支持された。
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