2009.12.16

■「フォーサイト」休刊へ=新潮社

 新潮社は16日、会員制の月刊国際政治経済情報誌「フォーサイト」を来年3月20日発売の4月号を最後に休刊すると発表した。
 同誌は1990年3月創刊で、現在の発行部数は2万2250部。黒字化の見通しが立たないため、20周年を機に休刊を決めた。 

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2009.12.14

■経済学者のP・サミュエルソン博士、死去

 ノーベル経済学賞受賞者で、各国の財政政策にも影響を与え「近代経済学の父」と呼ばれた米マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授のポール・サミュエルソン氏が13日、米マサチューセッツ州の自宅で死去した。
 94歳だった。MITがホームページで発表した。
 サミュエルソン氏は1915年、米インディアナ州生まれ。シカゴ大卒業後、ハーバード大で博士号を取得し、MITなどで教べんを取った。
 アダム・スミス以来の古典的な経済学と、ケインズ経済学を融合させた「新古典派総合」を提唱し、所得の不平等など「市場の欠陥」を補うために政府が果たす役割の重要性を説いた。企業活動に基づく市場経済と政府による公共投資の両立を数学を用いて立証する手法は、その後の経済学の主流となり、70年に米国人初のノーベル経済学賞を受賞した。
 60年代にはケネディ政権など米各政権の経済ブレーンを務め、各国の経済政策にも影響を与えた。48年に初版が発行された著書「経済学」は、大学生の教科書として40か国以上で翻訳され、経済学の書籍として異例のベストセラーとなった。

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2009.12.02

■日本画の第一人者、平山郁夫氏死去

 シルクロードを描き続けた日本画家で、国際的な文化財保護に尽力した文化勲章受章者、平山郁夫(ひらやま・いくお)氏が2日、亡くなった。79歳。
 広島県の生口島に生まれ、勤労動員先で原爆に遭った。1947年、東京美術学校(現東京芸大)日本画科予科に入学。卒業時に同科の副手に選ばれ、前田青邨(せいそん)に師事した。
 53年、院展初入選。原爆の後遺症に苦しみながら、仏典をインドから中国に持ち帰った唐僧・玄奘を描いた59年の「仏教伝来」が高く評価され、シルクロードを舞台にした「仏伝シリーズ」で着実に評価を高めた。
 砂漠や高地を旅し、平和への祈りを叙情的な画面に託した作品群は、70年代のシルクロードブームもあって幅広い人気を獲得した。
 北朝鮮、アフガニスタンのバーミヤンなど、仏教遺跡をはじめとする保護運動にも取り組み、保存修復のための「国際文化財赤十字運動」を提唱。88年にユネスコ親善大使に任命されたほか、国際会議や学術調査に私財を投じて奔走した。

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2009.12.01

■火星の隕石やはり生命痕

 13年前、火星に生命が存在したかどうかの論争に火をつけた隕石(いんせき)には、やはり生命の痕跡があるとする新証拠を米航空宇宙局(NASA)が30日、発表した。
 NASAジョンソン宇宙センターの研究チームが、最新の電子顕微鏡で隕石に含まれる磁鉄鉱の結晶を分析し直した結果、熱や衝撃で生成されたものではなく、ある種の細菌が体内で作り出したと考える方が妥当と判断した。研究チームは「生物由来説の正しさが強まった」と自信を深めている。だが懐疑派は、今回も「これだけでは証拠不足」と反論している。
 ALH84001と名づけられた隕石は、1600万年前に火星から飛び出し、1万3000年前に南極に落下。1984年に米調査隊が拾い、NASAが96年に「微生物の痕跡が残っている」と大々的に発表した。

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2009.11.20

■消化器がん、少量の血液で9割検出

 少量の血液から遺伝子群の変化を調べ、従来より極めて高い確率で消化器がんを診断できる方法を、金沢大の金子周一教授(消化器内科)らのグループが開発、19日に発表した。血液を用いた従来の方法ではがんを検出する確率は20%程度だが、9割にまで上げることができ、人間ドックや健康診断に導入すれば早期発見につながる。同大学は既に特許を出願しており、来年には検診に応用したいとしている。
 金子教授らは、胃、大腸、膵臓(すいぞう)の消化器がんの患者約50人の血液を解析。一定の遺伝子群に、働きが活発になるなど変化が見られることを突き止めた。この遺伝子群に着目し、別の消化器がん患者53人の血液を検査したところ、9割にあたる48人の遺伝子群が同様のパターンを示していた。検診で応用する際には、約800種類の遺伝子群に的を絞り、血液のRNA(リボ核酸)に蛍光試薬を加えて反応のパターンを調べる。必要な血液は2.5CCで済み、結果は3、4日で出せる。
 血液を用いたがん検査は従来、がんの発生で出現する物質(腫瘍(しゅよう)マーカー)を調べる方法があるが、金子教授によると、検出の確率は20%程度という。金子教授は「通常の血液検査と同じ方法で、がんが検出できる。がんの早期発見に大きく貢献できる」としている。

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2009.11.17

■田英夫前参院議員が死去

 ニュースキャスターの草分け的存在で参院議員を務めた社民党の田英夫氏が13日、呼吸不全のため都内の病院で死去した。86歳だった。

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2009.11.10

■コアラ、30年で絶滅の恐れ

 オーストラリア・コアラ基金の研究チームは10日、山林開発や山火事、地球温暖化の影響でコアラの生息数が急速に減少しており、向こう30年で絶滅する恐れもあると警告した。
 同基金によると、オーストラリア大陸の現在のコアラの生息数は4万3000─8万頭。10万頭以上とされていた過去の推計を大幅に下回っている。
 コアラ基金の代表を務めるデボラ・タバート氏は「コアラはあらゆる場所で数が減っている。木を切り続けていけば、コアラはいなくなってしまう」と述べた。

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■篠山紀信、公然わいせつ容疑

 篠山紀信さん(68)が写真集をめぐり、人目に触れるような公の場所でヌード写真を撮影した疑いがあるとして、警視庁保安課は10日、公然わいせつの疑いで、篠山さんの事務所(東京都港区赤坂)や、都内の自宅など3カ所の家宅捜索を始めた。
 保安課の調べによると、篠山さんは昨年夏ごろ、写真集「NO NUDE by KISHIN 1 20XX TOKYO」(朝日出版社)の撮影で、港区赤坂の青山霊園などで女優・原紗央莉のヌード写真を撮影した疑いが持たれている。
 保安課は今後、篠山さんから事情聴取をする方針。篠山さんの事務所は「責任者がいないのでコメントできない」としている。

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2009.11.09

■酒井被告に懲役1年6月、執行猶予3年

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された元女優、酒井法子被告(38)の判決公判が9日、東京地裁で開かれた。村山浩昭裁判官は「覚醒(かくせい)剤への親和性や執着は明らか」として、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の有罪判決を言い渡した。
 村山裁判官は「4年前に初めて夫に勧められて覚醒剤を使った後、昨年夏ごろからは毎月のように使うようになった。酒井被告から使用を持ち掛けたこともあることから、常習性や依存性が認められる」と指摘。また、夫で自称プロサーファー、高相(たかそう)祐一被告(41)=同法違反罪で公判中=の逮捕後に逃げたことにも触れ、「犯行の発覚を免れようと、各地を転々と逃走するなど卑劣」と非難した。
 一方、「反省を深め、覚醒剤との縁を絶つ決意をして夫との離婚も考えている。母親らが酒井被告の監督を約束しており、所属していた芸能プロダクションを解雇されるなど社会的制裁も受けている」と執行猶予の理由を述べた。

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2009.11.05

■「痛風」の原因遺伝子発見

 痛風の主要な原因遺伝子を、防衛医大や東大など11大学・機関の共同研究チームが世界で初めて突き止めた。
 この遺伝子の変異によって最大で26倍発症しやすくなるという。5日付の米科学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディスン」電子版に発表する。
 松尾洋孝・防衛医大助教と高田龍平・東大病院助教らは、腎臓や小腸で体外へ毒物を排出するポンプとして働く「ABCG2」というたんぱく質に着目。患者と健康な人計1093人について、ABCG2を作る遺伝子の配列を比較した。
 その結果、ポンプをつくれない遺伝子変異や、ポンプの数が半分にしかならない遺伝子変異が、患者の8割で見つかった。変異遺伝子を両親から受け継いだ場合は最大26倍、どちらか一方だけを受け継いだ場合は3~4倍、痛風を発症しやすくなることもわかった。松尾助教は「効果的な予防や治療に役立つだろう」と話している。

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