■「人生スイッチ」想像を超えたな展開の連続、恐怖のあまり、笑ってしまいます
ダミアン・ジフロン監督・脚本、ペドロ・アルモドバル製作。6作品のオムニバス。想像を超えたな展開の連続、恐怖のあまり、笑ってしまいます。
「1・おかえし」。ファッションモデルが飛行機に乗り、隣の席の男が彼女の荷物を収納してくれたことがきっかけで会話が弾み、音楽評論家の男は、彼女の元彼を知っていることが判明します。近くの席には元彼を教えていた教師がいました。乗客全員が元彼と関わりがあることが分かります。
とても巧みな会話劇で、驚くべき事実が判明します。出だしから、めちゃくちゃ面白くて、思わず身を乗り出してしまいます。
「2・おもてなし」父親を自殺に追いやり、母親を誘惑した高利貸しの男がレストランにやってきたことを知ったウェイトレスは、同僚に話します。同僚は料理に殺鼠剤を入れて毒殺することを提案します。この作品も意外な結末が待っています。
「3・エンスト」。運転手同士の暴力がエスカレートしていきます。
「4・ヒーローになるために」。施設を安全に爆破する技術者は理不尽な駐車違反に腹を立て抗議します。
「5・愚息」裕福な男の息子がひき逃げをし、使用人が身代わりになります。
「6・HAPPY WEDDING」結婚式の最中に、花嫁は花婿の浮気に気づきます。
どの作品も意外な結末を迎えますが、最後の作品だけはブラックではないハッピーエンド、いやあれはあれで結構ブラックなのでしょう。
観ている間中、心の中で何度も「えーっ」と叫んでしまいました。周りでは、笑いの渦が。ブラック・コメディ・ショートを堪能できます。
| 固定リンク
« ■2015年7月映画評「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「バケモノの子」「チャイルド44 森に消えた子供たち」「グローリー/明日への行進」 | トップページ | ■「アンフェア the end」「天空の蜂」「雪の轍(わだち)」「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント