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2015.03.26

■「暁のヨナ」は、後味の良いアニメでした

「暁のヨナ」は、後味の良いアニメでした。草凪みずほのコミックのアニメ化です。
制作は、しにせの「studioぴえろ」。『ニルスのふしぎな旅』『うる星やつら』で有名です。監督は、米田和弘(よねた・かずひろ)。今は「ひろ」は、ゆみへんにかたかなの「む」ですが、以前は博士の「博」でした。演出の仕事は長いですが、本格的な監督作品は初めてではないかと思います。情感豊かな音楽は「十二国記」「彩雲国物語」の梁邦彦が担当しています。

現実と接点のない架空の世界を舞台にしています。
温室育ちだったヨナ姫が、突然過酷な状況に突き落とされながらも、必死に努力して成長していきます。不思議な力を持つ4人の戦士と出会い、旅をしながら少しずつ現実世界を知っていきます。物語としては、定番的なストーリーなのですが、シリアスさとギャグの混ざり具合が巧みで、飽きません。

登場人物の造形も変化に富んでいます。それぞれの心の機微が的確に表現されています。なかでも、海賊の女船長ギガンは、しびれるほど魅力的でした。
慌ただしい展開のアニメが多い中で、この作品は大河ドラマのようにゆったとしています。その流れが心地良いです。最終回も、大きな作品らしく未来に開かれたものでした。ある意味で、これからすべてが始まる、そんな最終回でした。

なんといっても、主人公ヨナ姫役の声優、斎藤千和のうまさが、作品を高い水準に引き上げています。命を吹き込んでいます。この作品は、アニメ化される前に、4回もドラマCDが制作されています。アニメの声優は、ドラマCDの時と同じなので、とても安定感がありました。

斎藤千和は、もともと器用でうまい声優ですが、ヨナ役は少し引きながら柔軟に演じていて、その見事さに毎回感動していました。原作が大好きだということも、大きいですね。

BD/DVDの販売数次第だと思いますが、これほど2期が待ち遠しいアニメは久しぶりです。オリジナルアニメDVD、いわゆるOAD版は企画が進んでいます。

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