映画「ミルカ」
ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ監督のインド映画です。ドキュメンタリーのようなタッチで、歌や踊りは、多くありません。俳優のファルハーン・アクタルが、実在の陸上選手のミルカ・シンを熱演しています。
1960年のローマオリンピックで、ミルカ・シンには400メートル走でのメダル獲得の期待が掛かっていましたが、彼はゴールを目前にして後ろを振り返ってしまいます。ここで、大きな謎が示されます。
帰国後、ミルカはパキスタンで開催されるスポーツ大会のインド団長に指名されますが、なぜか参加を拒否します。首相の秘書とミルカの元コーチがミルカが暮らす町へ説得に向かいます。次第に、インド・パキスタン戦争の深い傷跡が、明らかになります。
前半は、ややもたつきますが、後半にかけて物語は密度を増していきます。とりわけ、ラスト近くの戦争での惨殺シーンが衝撃的です。
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