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2015.02.27

映画「ミルカ」


ラケーシュ・オームプラカーシュ・メーラ監督のインド映画です。ドキュメンタリーのようなタッチで、歌や踊りは、多くありません。俳優のファルハーン・アクタルが、実在の陸上選手のミルカ・シンを熱演しています。

1960年のローマオリンピックで、ミルカ・シンには400メートル走でのメダル獲得の期待が掛かっていましたが、彼はゴールを目前にして後ろを振り返ってしまいます。ここで、大きな謎が示されます。

帰国後、ミルカはパキスタンで開催されるスポーツ大会のインド団長に指名されますが、なぜか参加を拒否します。首相の秘書とミルカの元コーチがミルカが暮らす町へ説得に向かいます。次第に、インド・パキスタン戦争の深い傷跡が、明らかになります。

前半は、ややもたつきますが、後半にかけて物語は密度を増していきます。とりわけ、ラスト近くの戦争での惨殺シーンが衝撃的です。

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2015.02.26

■「マップ・トゥ・ザ・スターズ」

デヴィッド・クローネンバーグ監督が、ハリウッドのセレブ家族を描いた作品です。
ハリウッドでリムジン運転手をしていた脚本家のブルース・ワグナーが実際に体験した話をもとにしています。
富も名声も得た、一見完璧なセレブ家族は、驚くべき秘密を抱えています。クローネンバーグ監督はリアルに描くのではなく神話的に描いているので、評価が分かれる作品です。
今年のアカデミー賞で主演女優賞を初受賞したジュリアン・ムーアも出演しています。セレブ家族ではなく、大女優の母親のトラウマに苦しむ売れない女優の役です。大胆におならをする場面が話題になりました。

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■プチアート絵画2 [Kindle版]、無料キャンペーン中です

プチアート絵画2 [Kindle版]、無料キャンペーン中です。パソコンでも読めます。
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誰もが気軽にアートを生み出せることを、実例で知っていただくために発行した画集の第2弾です。アプリを組み合わせ、表紙を含め、すべてiPhoneで制作しています。

普段は札幌市内で制作していますが、2014年5月上旬に珍しく旅に出かけました。この画集には、さまざまなアートがあふれ、歴史が溶け合う街・金沢市で制作した作品も含まれています。

 プロの画家に対して、日曜画家という言葉があります。休日を利用して絵を生み出す作家の意味です。しかし、アートは、日常の、ちょっとした時間で生み出せるようになりました。制作しているときは誰もが画家です。

 そして制作された作品は、すぐにソーシャル・メデイアなどで公開できる環境にあります。自然にアート制作・共有の日常化が進んでいます。

 日々の「ツイート」や「スタンプ」のように気軽に生み出されるアートを、プチアートと呼んでいます。アートが生活に溶け込み、毎日が生き生きとします。一人一人の表現の質と量が大きく変わる時代になりました。

 プチアートを始めてみませんか。

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2015.02.11

■映画「薄氷の殺人」

映画「薄氷の殺人」。ディアオ・イーナン監督。元刑事のジャンが、1999年に起こった未解決の猟奇殺人事件の真相に迫る物語。2014年・第64回ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞と男優賞をダブル受賞しました。中国・香港合作ですが、ほのかにシュールさも漂う、かなり癖のある作品です。

15カ所の石炭工場でのバラバラ死体の発見。容疑者の兄弟の発見と唐突な銃撃戦。観客の心をわしづかみにする見事な導入です。古典映画へのオマージュを盛り込み、中国北部の冬を写し取る映像が印象的です。ただ、ストーリー展開には雑さを感じました。観客に推理させるにしても、もっと丁寧な流れが必要です。

それでも、幸せ薄そうな事件の鍵を握る女性ウー・ジージェンを、グイ・ルンメイが熱演しています。ほとんど話していませんが、ひやりとした魅力的な存在感があります。表情の美しさに、しばしばどきりとしました。

原題は「白日の花火」。この原題のままの方が良かったと思います。寒さを盛り込もうとしたのでしょうが、作品の質と邦題はあっていないと思います。

ディアオ・イーナン監督は、文学を専攻しているので、日本の作家についてすごく詳しいです。多くの作家から影響を受けたと話していました。そして、もちろん日本の監督にも詳しいです。中国北部の冬が舞台ですが、不思議と昭和の北海道の雰囲気も感じられました。

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