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2014.12.16

■劇場版「寄生獣」


 劇場版「寄生獣」は、山崎貴(やまざき・たかし)監督がコミック「寄生獣」を実写映画化した2部作の前編です。現在放送中のアニメ版よりも、映像にキレがあります。原作はインターネットが普及する前の作品ですが、舞台をインターネットのある現代に置き換えたほか、いくつか大きな改変をしています。

謎の寄生生物「パラサイト」が空からではなく、海から来たという変更は、この作品のテーマから考えてより自然な設定だと思いました。泉新一が母子家庭で母親に育てられたという基本設定の変更によって、名場面がより感動的になりました。良いアイデアです。

スプラッター的な場面は、実写版だけによりリアルでグロテスクです。むしろ、食というテーマを際立たせるために、意図的にグロく描いている感じもします。ミギーの声を阿部定夫が担当することで、会話がコメディタッチになりました。普段は子供のおもちゃみたいにぷにゅとした質感のミギーが、戦闘シーンで突然鋭い刃物に変化する場面はメリハリがあります。

最後に完結編の予告編が流れます。劇場公開は2015年4月25日。実写版「Gantz」のように後編がCG少なめにならないことを祈りたいです。

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