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2014.05.21

■「それでも夜は明ける」

「それでも夜は明ける」を観ました。スティーヴ・マックイーン監督。原作は1853年発表のソロモン・ノーサップによる「12年間、奴隷として」です。1841年にワシントンD.C.で誘拐され奴隷として売られたソロモンは、解放されるまでの12年間、ルイジアナ州のプランテーションで働いていました。

ソロモンは、自由な黒人として、ヴァイオリン奏者として生計を立てていましたが、ある日、彼は二人組の男たちにだまされ、奴隷を虐待する農園の支配人のエドウィン・エップスのもとに売られてしまいます。白人たちの非道な仕打ちに耐えながら、ソロモンは尊厳を守り続けます。

幾多の苦難を乗り越えて、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バス(ブラッド・ピット)と出会い、あっさりと解放されます。この辺は、実話とはいえ、あまりにも唐突です。自由黒人という微妙な立場による葛藤も十分に伝わってきません。

映画は、解放されたソロモンが家族と再会したところで終わりますが、その後の奴隷制度廃止に向けたソロモンの活動も描いてもらいたかったと思いました。奴隷制という歴史の暗部を描きながら、現代の差別をあぶり出すというまでには、至っていません。第86回アカデミー賞の作品賞を受賞しましたが、作品的には「ゼロ・グラビティ」の圧倒的な突き抜け感には及びません。

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