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2014.01.22

「武士の献立」もてなし料理のの現代的な意味

「武士の献立」は、加賀藩の料理担当武士・舟木伝内と息子が残したレシピ集「料理無言抄」を題材に、江戸時代に包丁侍として料理の腕を振るった武家に嫁いだ主人公を描いています。加賀藩は最高の食材と技術を駆使して将軍家をもてなすことで、安定を得ていました。もてなし料理の意味。それは、現代にも引き継がれていると思います。

「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三が監督を務めています。そつのない展開は、安定感があります。気の強い主人公・春を上戸彩、年下の夫・舟木安信を高良健吾が演じています。上戸彩の演技は落ち着きがあり俳優としての成長を感じます。舟木伝内役・西田敏行の味わいのある演技も収穫でした。

当時の料理が、庶民から武家まで、制約のある中で、かなりのこだわりを持って作られていたことを知ることができます。すばらしい料理がたくさん登場しますが、見せ方がいまいちなので、おいしさが伝わってきません。

残されたレシピ集は、素材を生かし味覚を引き出す調理法、栄養価まで考えた内容でした。料理とレシピを対比させて描く場面などがあれば、より伝わったかもしれません。

夫婦の絆の深まりを丁寧に描き、血なまぐさい加賀騒動に巻き込まれるシリアスな展開もあり、映画としては、まずまずの出来でした。しかし、「恋文」というエンディング曲が余韻をぶちこわしました。映像と反対の雰囲気の曲を採用するというケースはありますが、ここではマイナス効果しか生まれていません。どうして採用したのか、全く理解できません。

「武士の献立」の主題歌「恋文 / Chara(チャラ)」
http://music-net.net/bushikondate-chara/

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