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2013.10.10

なかなか思いは届きませんが...

なかなか思いは届きませんが、電子書籍「希望のかたち-『進撃の巨人』と『まどか☆マギカ』」は、アニメを愛する人、希望を捨てない人への不器用な恋文です。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FKP9DPS

はじめに
 「進撃の巨人」のエレンと「魔法少女まどか☆マギカ」のまどかは、対照的な性格だ。エレンは激情型、まどかは内気で引っ込み思案。しかし、二人は従来の自分を書き換えて状況を一変される。

 エレンとまどかは、新しい希望のかたちだ。希望が不可能になった時に、生まれた「希望」。エレンは、人類と巨人という絶対的に思えた対立構造そのものを、身をもって変革した。敵対するものが、相互に変換する可能性を開いた。まどかは、キュゥべえのシステムを利用して「希望が絶望しか生まない」宇宙の基本システムを変えた。システムを使いながら、システムそのものを刷新した。

 アニメ「進撃の巨人」と「魔法少女まどか☆マギカ」が、なぜこんなにも激しく心を揺さぶるのか。熱血アニメ「天元突破グレンラガン」を観たときの感動とは、全く違う質の感動だ。「進撃の巨人」と「魔法少女まどか☆マギカ」の作品世界に踏み入り、感動の意味、希望の可能性を見つけたい。


【目次】
はじめに
「進撃の巨人」と「ベルセルク」
「進撃の巨人」と「GANTZ」
「進撃の巨人」と「惡の華」
「進撃の巨人」と「寄生獣」
アニメ「進撃の巨人」
三角山放送局で「まどか☆マギカ」紹介
「まどか☆マギカ」と「フラクタル」
「まどか☆マギカ」と「涼宮ハルヒの憂鬱」
「リリカルなのは」と「まどか☆ マギカ」
「コゼットの肖像」と「まどか☆ マギカ」
「まどか☆マギカ」スタッフ・各話
まどかが救うのは、世界ではなく魔法少女
「まどか☆マギカ」とコラ― ジュ
「まどか☆マギカ」とゾンビ
「まどか☆マギカ」と「ガルガンティア」
世界が一気に反転する驚き
あとがき


■世界が一気に反転する驚き

 「天元突破グレンラガン」「進撃の巨人」「魔法少女まどか☆マギカ」「翠星のガルガンティア」は、どの作品も、世界が一気に反転する驚きに満ちている。オリジナルアニメだからこそ、その展開は本当に衝撃的だった。

 今石洋之監督作品のオリジナルアニメ「天元突破グレンラガン」は、いわゆる深夜アニメではない。2007年4月1日から同年9月30日まで、テレビ東京系列局で毎週日曜8時30分から9時に放送した。少年の成長の物語と壮大な宇宙の進化を描いたロボットアニメだ。全27話。

 遥か未来。人間は何百年も地下で生活していた。地上の獣人たちは人間が地上に出てこないように監視している。シモンたちは、獣人と戦いながら地上を旅する。獣人を支配する螺旋王を倒し人類は地上での生活を満喫し始める。

 100万人目の人類が生まれたとき、アンチ=スパイラルと名乗る謎の敵からの攻撃を受ける。螺旋王は、アンチ=スパイラルの人類への攻撃を未然に防ぐために、人類の地下生活を維持しようとしていたのだった。シモンたちは、圧倒的な力の差を知りながらアンチ=スパイラルに戦いを挑む。

 熱血アニメという名にふさわしい圧倒的なパワーで、毎回ストーリー展開に釘付けになった。しかし、地上に出るために戦っていた獣人は、人類をアンチ=スパイラルから守っていたという真相には、頭を殴られたような衝撃を受けた。倒した敵は味方だったのだ。

 「進撃の巨人」では、エレンたちが壁の中だけで暮らしていることに耐えきれず、壁の外に出ることを夢見る。しかし、人類の敵であるはずの巨人の正体は複雑で、壁の中と外も単純には語れないという事実に直面する。エレンは駆逐してやると激しく憎んでいた巨人に自ら変身する。

 「魔法少女まどか☆マギカ」では、人類を苦しめている魔女と戦っている正義の存在であるはずの魔法少女が、やがて魔女に変わるという真実が明らかになる。魔法少女が絶望して魔女に変わるときに発生する膨大なエネルギーが宇宙を救っているという事実も。

 「翠星のガルガンティア」では、人類の敵として戦っていた宇宙生命体「ヒディアーズ」が、実は人類の遺伝子操作によって誕生した新しい人類であることが判明する。「ヒディアーズ」の末裔であるクジライカを大量虐殺した後に、主人公のレドがその真実を知る。

 驚愕の事実を知り、世界が単純でないことを知りながら、極限状況の中でも、主人公たちは前に進むことをやめない。

 主人公とは対照的に、現状維持、現状肯定を主張する登場人物がいる。アンチ=スパイラル、チェインバー、ニック司祭、キュゥべえだ。

 アンチ=スパイラルは、進化を否定する。前に進むことを否定する。それが宇宙の崩壊につながると確信している。
「自分達の螺旋の力の進化が宇宙の崩壊に繋がる事に気づき、螺旋の力を持つものを滅ぼし、残ったわずかな生命も宇宙の片隅に押し込めた。そして進化を止め、この隔絶宇宙に我が身を閉じ込めたのだ。お前達にその覚悟があるか」

 ロボットのチェインバーは、「ヒディアーズ」が人類だと分かっても、共存不可能として戦争を正当化し続ける。人類の生存を守る壁を神格化するウォール教のニック司祭は壁の外に出ることを否定し、エレンの即時処分を主張する。

 キュゥべえは、まどかの批判に同意せず、宇宙を維持するためにまどかに契約を迫り続ける...。

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