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2013.08.19

■「ペーパーボーイ 真夏の引力」


リー・ダニエルズ監督の問題作「ペーパーボーイ 真夏の引力」。1969年のフロリダが舞台。大学を中退した青年ジャックは、父親の会社で新聞配達を手伝う退屈な日々を送っています。新聞記者の兄ウォードは、殺人事件の死刑囚が冤罪かもしれないと取材のために実家に帰ってきます。

ジャックは、兄の手伝い、死刑囚の婚約者シャーロットと出会って、美しい彼女に恋をします。シャーロットを演じているのはニコール・キッドマン。とんでもないビッチぶりを発揮します。そこまでしますかという感じですが、思い出せば昔もビッチ演技が上手でした。

ジャックは、社会の裏側、人間の欲望の裏側に、次々と出会います。兄を演じたマシュー・マコノヒー、死刑囚を演じたジョン・キューザックも、驚くべき怪演を披露します。その意外性は、確かに強烈ですが、作品的には散漫な印象がぬぐえません。

「真夏の引力」という副題にふさわしく、ねっとりまとわりつく暑さを放つ映画です。暑さだけでなく、人間存在の腐臭さえも漂います。それが素晴らしいと評価する味方もありますが、物語の転がし方が唐突過ぎて、心に迫ってきません。空回りしています。

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