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2013.07.24

■「ローマでアモーレ」

毎年、ウッディ・アレン監督の新作を見ることができるという幸せ。「ローマでアモーレ」は、初めてアレンがローマを舞台に描いたラブコメディです。4つのエピソードが同時進行しますが、最後まで交わるところなく終わります。やや散漫な印象もありますが、全体に安心して楽しめます。

ウッディ・アレン監督のことですから、「甘い生活」などイタリア映画へのオマージュも、盛り込みながら、軽妙に物語は進みます。アレン監督自身が引退した元オペラ演出家として出演し、奇怪な演出で返り咲きます。慌ただしい饒舌さは薄れ、ほのぼのとした笑いに包まれます。

ジェシー・アイゼンバーグ、エレン・ペイジ、ロベルト・ベニーニ、ペネロペ・クルスら芸達者な俳優たちが出演しています。自分の持ち味を発揮しながら、楽しそうに演じていて、魅力的です。なかでも、ペネロペ・クルスのセクシーな貫禄、エレン・ペイジの独特のキュートさが印象的です。

ウッディ・アレン監督の映画製作のペースは、まったく衰えません。
新作「ブルー・ジャスミン」が、7月26日から全米で公開されています。舞台はニューヨーク。主演はケイト・ブランシェットです。
さらに、南仏を舞台にしたロマンティックコメディの撮影が始まっています。フランスが舞台になるのは「ミッドナイト・イン・パリ」に続き2作目ですね。

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■「華麗なるギャツビー」


「華麗なるギャツビー」は、F・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」の映画化です。すでに1974年に映画化されています。バズ・ラーマン監督は、ミュージカルのように音楽に満ちあふれたラーマン監督らしい「華麗なるギャツビー」をつくりあげました。

バズ・ラーマン監督の「華麗なるギャツビー」は、これまでに増して、派手で、そして空虚さに満ちています。空前の好景気だった1920年代のニューヨークが舞台。ギャツビーの邸宅での豪華で、しかし虚しさが漂うパーティが、作品全体を象徴しています。

ギャツビー役のレオナルド・ディカプリオの熱演が印象的です。俳優としての幅と風格を感じさせます。ディカプリオの嘘くさい笑顔が、この作品を非凡なものにしています。ニック役のトビー・マグワイアも、微妙な立場を演じて、なかなかうまいですね。

「華麗なるギャツビー」の1920年代のアメリカと、「風立ちぬ」の1920年代の日本。あまりにも対照的な雰囲気です。その後、アメリカは大恐慌に襲われ、日本は戦争へとのめり込んでいきます。両作品を並べてみると、いろいろと考えさせられます。

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■映画「奇跡のリンゴ」

中村義洋(なかむら・よしひろ)監督の「奇跡のリンゴ」は、絶対に不可能と言われたリンゴの無農薬栽培に取り組んだ木村秋則(きむら あきのり)さんと家族の物語。今時珍しい、ど真ん中の直球映画です。当然賛否はあるでしょうが、私は高く評価します。感動しました。

リンゴの生産はとても難しく、農薬が不可欠と言われていましたが、奥さんの美栄子さんの身体を蝕んでいることを知り、木村さんは無農薬栽培に挑戦します。周囲から嘲笑されながら10年間試行錯誤を繰り返し、11年目にリンゴが実をつけます。

木村さんの人生を美化せずに、笑いを盛り込みながら、描いていきます。失敗の連続に打ちひしがれる木村さんを家族が必死に支えます。波乱の人生を象徴するように、結婚式で停電になり、仏壇からロウソクを持ってくるシーンが印象的です。

阿部サダヲ、菅野美穂が夫婦役を演じていますが、とてもバランスの良い演技でした。阿部サダヲの嫌みのない演技とともに、菅野美穂も清々しい演技を見せます。戦時中の話をする山崎努の渋さにしびれます。子役たちも、良かったです。

インターネットでは、自由奔放な発言をする木村さんを、ペテン師のように非難する人たちがたくさんいますが、どうみても説得力がありません。木村さんの試みは独創的ですが、科学的な裏付けのある貴重な取り組みだと思います。

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2013.07.22

■劇場アニメ「風立ちぬ」

劇場アニメ「風立ちぬ」は、宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」(2008年)以来5年ぶりの作品。宮崎監督が模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で連載していたコミックが原作です。宮崎監督が描きたいと思っていた世界を渾身の力を込めて描いているという感じです。

近年の宮崎アニメは、物語が奔放にふくれあがる傾向にありましたが、今回はゼロ戦設計者の堀越二郎の人生を軸に戦争に突入していく1920年代の日本を舞台にしているので、ドラマとしての枠がしっかりしていました。悲恋には泣かされます。宮崎アニメで一番泣きました。

冒頭の夢のシーンは、いかにも宮崎作品。気持ちの良い不思議な世界に引きつけられます。飛行機をめぐる夢や幻想シーンは、宮崎ワールド全開。関東大震災のシーンの独創性にうなりました。天才性が全開です。そのほか、これまでにないアニメ表現がたくさん登場します。

宮崎駿監督の飛行機への屈折した思いが盛り込まれています。美しい飛行機への憧れと、飛行機が戦闘機として戦争に使われるという歴史的な事実の間で、葛藤します。飛行機のプロペラ音などを人の声を加工して表現したのもユニークでした。

「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が、主人公・堀越二郎の声優を担当している点が大きく取り上げられています。確かな素人くさいですが、物語が進むうちに、朴訥さや柔らかさが魅力に感じられてきます。話題づくりのためのミスキャストではなかったと思います。

高畑勲監督の「かぐや姫の物語」の予告編を観ました。実験映画のような斬新なアニメーションに驚きました。私は、アニメのショートフィルムをたくさん観ているので、さまざまな表現に慣れていますが、長編作品で、あれほど大胆で繊細な表現に出会うとは思いませんでした。

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2013.07.15

電子書籍「登ろう! Kindleストア」は、持続的な交流の象徴・会員証です

電子書籍「登ろう! Kindleストア」は、持続的な交流の象徴・会員証です。増補版は、無料で更新されますが、電子書籍は250円と、有料にさせていただきました。ご理解ください。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DSPPM20

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■KDPストアで印税の源泉徴収免除のために


KDPストアで電子書籍を販売しようとすると、税金手続きについては必須項目ではなく、印税振込用の銀行口座を入力するだけで、販売できます。しかし、アメリカ以外の居住者に対するロイヤリティ(印税)の支払いに適用される標準的な源泉徴収税率は30%です。1500円の印税の場合、30%引かれて1050円になります。

 印税は標準で35%。100円の本なら35円が著者に支払われます。印税は10ドルを超えると指定した銀行に振り込まれます。アメリカから日本の銀行に送金された外貨には、多くの場合1500-2500円の手数料がかかります。10ドルを振り込まれると赤字になります。

アメリカの源泉徴収の免税と、日本の銀行に送金された外貨の手数料の回避という面倒な手続きが必要になります。Kindleストアでの個人出版で、もっとも高い壁は税金の手続きかもしれません。源泉徴収されても、振込手数料で赤字になってもかまわない人は気にしないでしょうが。

印税の源泉徴収の免除のためには、まず内国歳入庁 (IRS) で納税者番号(EIN)を取得しなければなりません。納税者番号を申請するIRS(The Internal Revenue Service)は、アメリカ合衆国内国歳入庁です。連邦政府機関の一つで、連邦税に関する執行、徴収を担当しています。日本での国税庁に相当します。EINの取得は、インターネットで手続きができません。国際電話か国際FAXか国際郵便での手続きになります。

 国際電話は、Skype等を使えば料金は安いですが、流暢な英語力が必要です。会話が正確に通じればすぐにEINが取得できますが、電話に出た担当者次第という話もあります。またデータベースに登録されるまでに2週間かかるといわれています。

 国際郵便では時間がかかるので、私の場合はFAXを使いました。IRSからEIN取得のためのPDF申請書をダウンロードし、必要事項を記入してコンビニで海外FAXしました。100円でした。3週間でEINが記載された通知が来ました。


インターネットで検索すると、アメリカ合衆国内国歳入庁IRSのFAX番号でいろいろなナンバーが出てきます。2013年に引っ越してFAX番号も変わったようです。古い番号は、うまく転送されないケースもあるようです。私は010-18596695987に送りました。

コンビニでの海外FAXですが別に難しいことはありません。FAXに「海外」「国内」の区別がある ので、「海外」を押して、IRSの場合は、「01018596695987」と数字だけを慎重に押していくだけです。「010」はアメリカで料金は100 円のはずです。終わると、確認のため送った文書がコピーで出てきます。

 私の場合は幸いIRSから無事にEINの通知が来ましたが、記載ミスにあると通知が来ません。多くの場合、ミスを指摘されることもありません。待ちぼうけ状態になります。この点を強調してEIN取得代行業が盛んになっています。標準で2万円前後です。

 EINを取得しただけでは、印税の源泉徴収免除にはなりません。租税条約の特典を受けるためには、EINと出版者コードなどを記入した届出書(W-8BEN)をアメリカのアマゾンに郵送しなければなりません。当然英文で記入します。

 アマゾンに提出する租税条約の特典を受けるための届出書(W-8BEN)の記載も代行業が盛んになっています。標準で2万円前後です。EIN取得と合わせると4万円です。自力での手続きでかかるのはFAX100円、エアメール110円です。

 

EIN取得、W-8BEN記載のために4万円をかける方が、結構いらっしゃるようで、代行業が盛んになっています。15万円くらい印税が支払われないと元が取れないと思いますが、30%の源泉徴収は、やはり避けたいようです。

 EIN取得、W-8BEN記載の代行業が盛んになっている現状をみますと、どうしても「ゴールドラッシュで儲けたのは誰か」という話を連想してしまいます。多く儲けた人は、「金脈を掘り当てた人」ではなく、「スコップを売る人」でした。

 EIN取得代行業のホームページには、IRSのFAXは混雑していて届かない場合も多いと書かれています。たしかに業務時間内は混雑しているでしょう。日本からは夕方に送ると、現地は深夜なのでFAXは混雑していません。



シアトルのアマゾンに、アメリカ非居住者としてアメリカ源泉所得税30%を免除してもらうための証明書(W-8BEN)をエアメールして10日間で、アマゾンから源泉所得税を0%にしたという簡単なメールが届きました。EIN取得、W-8BEN郵送の流れについては、慎重に進めれば、英語力がなくても間違いなく記載できます。個人事業者としての申請例が少ないので、その点の表現に注意が必要です。まあ、私ができたのですから、誰でもできます。

http://www.amazon.co.jp/dp/B00DSPPM20

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2013.07.12

映画評集「銀幕銀河」出版2カ月を記念し第一巻の無料キャンペーンを行っています

映画評集「銀幕銀河」出版2カ月を記念し、15日午後4時まで第一巻の無料キャンペーンを行っています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00CRHZ2IO/

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2013.07.11

■「ローマでアモーレ」

毎年、ウッディ・アレン監督の新作を見ることができるという幸せ。「ローマでアモーレ」は、初めてアレンがローマを舞台に描いたラブコメディです。4つのエピソードが同時進行しますが、最後まで交わるところなく終わります。やや散漫な印象もありますが、全体に安心して楽しめます。

ウッディ・アレン監督のことですから、「甘い生活」などイタリア映画へのオマージュも、盛り込みながら、軽妙に物語は進みます。アレン監督自身が引退した元オペラ演出家として出演し、奇怪な演出で返り咲きます。慌ただしい饒舌さは薄れ、ほのぼのとした笑いに包まれます。

ジェシー・アイゼンバーグ、エレン・ペイジ、ロベルト・ベニーニ、ペネロペ・クルスら芸達者な俳優たちが出演しています。自分の持ち味を発揮しながら、楽しそうに演じていて、魅力的です。なかでも、ペネロペ・クルスのセクシーな貫禄、エレン・ペイジの独特のキュートさが印象的です。

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2013.07.10

■アマゾンのレビューで最高の5つ星の評価をしていただきました

アマゾンのレビューで、電子書籍「登ろう! Kindleストア」に、最高の5つ星の評価をしていただきました。購入していただいた方に「実践者は読むべし!」とコメントしていただきました。感謝します。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DSPPM20

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2013.07.09

私がお勧めするKDPの道のりは、以下の順番です

私がお勧めするKDPの道のりは、以下の順番です。
(1)EIN申請
(2)EIN取得
(3)KDP登録
(4)W-8BEN提出
(5)免税措置確認
(6)本の出版作業
(7)著者ページ作成
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DSPPM20

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2013.07.07

日本の出版をもっと自由に楽しく豊かに!

日本の書籍出版をもっと自由に楽しく豊かにしましょう。その大きなきっかけとなるのが「Kindle ダイレクトパブリッシング (KDP) 」だと思います。私の試行錯誤の体験をもとに、一人でも多くの方が個人直接出版されることを願っています。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DSPPM20

この本は、Facebookページ「登ろう! Kindleストア」での「いいね!」やコメントを通じた温かな交流から生まれました。Kindleストアでの出版、運営のノウハウについて、私の出版経験をもとに分かりやすく整理したものです。 ドイツの登山家ライン・ホルト・メスナーの波乱の人生を描いた「ヒマラヤ 運命の山」(ヨゼフ・フィルスマイアー監督、ドイツ、2009年)という映画があります。ヒマラヤ登山は、装備や食糧・燃料などの膨大な物資を高所キャンプに運ぶ必要があり、多くの資金と大人数のチームワークが不可欠だと思っていました。しかしメスナーは、軽装備、無酸素、単独行動でヒマラヤ登山を成し遂げます。 本の出版も多くの資金と人手がかかると考えられてきましたが、「Kindle ダイレクトパブリッシング (KDP) 」の登場で、個人がお金をかけることなく、アマゾンという大きな市場に、自力で出版することが可能になりました。
「Kindleストア」という魅力的な山を、楽しく登りましょう。

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2013.07.06

温かな交流から、ささやかな書籍が生まれました

Facebookページ「登ろう! Kindleストア」での「いいね!」やコメントを通じた温かな交流から、ささやかな書籍が生まれました。「Kindleストア」という魅力的な山を、楽しく登りましょう。
http://amzn.to/18ddM5v

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2013.07.02

電子書籍「登ろう! Kindleストア」の「はじめに」(案)

電子書籍「登ろう! Kindleストア」の「はじめに」(案)です。

はじめに

電子書籍出版の体験を紹介する「登ろう! Kindleストア」というFacebookページを続けています。Kindleストアでの個人直接出版を盛り上げていくことを目指します。この本は、「登ろう! Kindleストア」での「いいね!」やコメントを通じた温かな交流から生まれました。
 ドイツの登山家ライン・ホルト・メスナーの波乱の人生を描いた「ヒマラヤ 運命の山」(ヨゼフ・フィルスマイアー監督、ドイツ、2009年)という映画があります。ヒマラヤ登山は、装備や食糧・燃料などの膨大な物資を高所キャンプに運ぶ必要があり、多くの資金と大人数のチームワークが不可欠だと思っていました。しかしメスナーは、軽装備、無酸素、単独行動でヒマラヤ登山を成し遂げます。とても驚きました。
 本の出版も多くの資金と人手がかかると考えられてきましたが、「Kindle ダイレクトパブリッシング (KDP) 」の登場で、個人がお金をかけることなく、自力で出版することが可能になりました。
 私は無謀にも、準備もせずに電子書籍の発行を試みました。そして、いろいろな壁にぶつかり、乗り越えました。その実体験をもとに、説明していきます。

私がお勧めする「出版の道のり」は、以下の順番です。

EIN申請
EIN取得
KDP登録
W-8BEN提出
免税措置確認
本の出版作業
著者ページ作成

「Kindleストア」という魅力的な山を、楽しく登りましょう。


https://www.facebook.com/TozanKindlestore

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