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2013.05.19

■電子書籍の可能性と表現の融合、多言語共存

表現のデジタル化で、これまでの新聞、雑誌、書籍、テレビ、映画、音楽、写真、絵画、コミック、アニメ、ゲーム、Webという縦割りの壁は取り払われていくと思います。もしかすると、音声と文字という言語形態も、デジタル化によって変化するかもしれません。

表現・情報のデジタル化とインターネットによるソーシャル化が、この世界・社会をどれほどまでに変えていくことになるのでしょうか。その途方もない可能性を探り、実現していくのは専門家ではなく、私たち一人一人の日々の営みです。

これまで、多くの言語がその文化とともに消滅していきました。19世紀初めに1万以上があった言語が、今は5000です。生物の多様性と同じく言語とその文化は尊重されなければなりません。新しいデジタル環境での多言語共存の可能性を考えます。

エスペラントは、言語の多様性を尊重し多言語共存の橋渡し役を目指しましたが、デジタル映像や音楽、絵画が、音声や文字と融合しながら、多言語共存の橋渡し役を担うことになるのかもしれません。「絵文字」もその流れの一つでしょう。

私は、さまざまな表現を取り込んだ「電子書籍」の可能性を、言語の多様性を尊重し多言語共存の橋渡し役としてもみています。それを、個人レベルでも試行錯誤し公開できる環境が整ってきたということです。昨日の講座では、そんなことも話しました。

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「銀幕銀河」第ニ巻は、30作品の映画評です

「銀幕銀河」第ニ巻は、30作品の映画評です。
「ブレードランナー」「キャリー」「ブリキの太鼓」「旅芸人の記録」「カリスマ」「野いちご」「ノスタルジア」「鉄男」「ザ・フライ」「トイストーリー」「ビフォー・ザ・レイン」「イングリッシュ・ペイシェント」「司祭」「さらば、わが愛/覇王別姫」「シンドラーのリスト」「ロビンソンの庭」「神経衰弱ぎりぎりの女たち」「イレイザー・ヘッド」「エル・トポ」「ファイナルファンタジー」「無能の人」「フランク・ロイド・ライトの落水荘」「ユージュアル・サスペクツ」「運動靴と赤い金魚」「追悼のざわめき」「鳩の翼」「A」「π」「X」「ゴダールの映画史」

http://www.amazon.co.jp/dp/B00CVCF1HM/ref=cm_sw_r_fa_ask_qP-aF.09W2D4Q

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2013.05.11

★2008年7月25日に、こんなブログを書いていました

★2008年7月25日に、こんなブログを書いていました。すっかり忘れていたので、再掲します。
■2008年7月25日
「どうやら、私たちの世代は、名付けようもない時期に位置し、そして、名付けようもなく死んでいくのだろう。まあ、それは、いい。これまでのおびただしい人々と同じなのだから。世代に対する名前など、学者の暴力的な画一化に過ぎない。無視するのも、一つの選択だが、しかしながら、当事者として、ささやかな言葉を残すことが、インターネット時代の一つの選択とも言えるだろう。何も残さずに生き、そして死んでいくという美学もあるが、それは、そうとうに使い古されたスタイルでもあるから。さて、のんびりと、この時代と、そして歴史を振り返ってみたい。第2次世界大戦前後の、血なまぐさい動乱とは違うものの、この10年間は、明らかに戦場だった。そして、これまで経験したことのない未曾有のアイデンティティの崩壊だった。

とりあえず、私たちの獲得したテクノロジーを紹介しようか。
(1)現実を多層的に観ること。電脳コイルは、とても重要なメタファーだ。
(2)常に歴史的な視点で現在を観ること。
(3)社会や、世界を、空間的な広がりとして観ること
つまりは、たえざる自己相対化を快感とするということだろう。

1970年代に世界でも、日本でも非常に優れた生きるスタンスが提示されたが、あっという間に忘れ去られた。それは、おそらくは現代における、ダビンチ的なスタンスだ」
■2008年8月11日
「この未曾有の危機的な事態。すべてがあいまいで、不確かだ。政治が、国家以外の仕組みを意図的な壊した。家族さえも。しかし、社会という曖昧な空間は残った。そこにしか、希望はない。歴史というかけがえのない体験が、国家へと吸収され、ふたたび国家が前面に出てこないためにも、いま社会=地域が、リアリティを獲得しなければならない」

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■とても簡単! Kindleストアの電子書籍をスマホ、タブレットで読む方法

Kindleストアの電子書籍をスマホ、タブレットで読む方法
とても簡単です。
(1)App Store、Google Playで「キンドル」と検索
(2)アプリを開いて、自分のAmazonアカウントを記入
(3)Kindleストアで電子書籍を買う
【例】「湿った炎」(99円)http://amzn.to/136RptV
(4)端末のKindleアプリにダウンロードされる
(5)どこでも読書できる。漢字の検索も可能

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2013.05.10

オホーツクを舞台にした全10章の幻想小説「チパシリ夢十夜」

オホーツクを舞台にした全10章の幻想小説「チパシリ夢十夜」は、以前私が網走に住んでいた時に書いたものです。オホーツクの変化に富んだ四季、豊かな自然に包まれて想像力の翼を広げました。流氷の蜃気楼、鳴り砂、芝桜、珊瑚草などが登場します。Kindleストアにあります。
http://amzn.to/10fPHZf

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2013.05.08

私の短編小説電子書籍「湿った炎」がキンドル・ストアに

私の短編小説電子書籍「湿った炎」がキンドル・ストアで販売開始しています。まずは、無料サンプルを。
http://www.amazon.co.jp/湿った炎-ebook/dp/B00COIW6SK/

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2013.05.06

■「めめめのくらげ」


日本を代表する世界的な現代アーティスト村上隆。その村上隆が全力投球したと語る、初監督長編映画が「めめめのくらげ」です。英訳が「Jellyfish Eyes」。「東京残酷警察」の西村喜廣監督と組んで制作したCGアニメと実写を融合させたファンタジー作品です。

作品タイトルは、たくさんの目がモチーフになっている2004年発表の同名絵画から付けられています。「社会からあなたが見られている」というメッセージです。つげ義春の漫画「ねじ式」の冒頭に出てくる「メメクラゲ」の誤植問題とは、直接関係ありません。

CGキャラ造形は、さすがにうまいです。CGキャラの個性的なフレンドが闘う格闘戦は、なかなか見せます。しかしストーリー展開、脚本は、見ていて疲れてしまうほど突っ込みどころ満載です。いくら多才でも、デザイン力だけでは映画的な魅力は引き出せません。

村上隆監督は、東日本大震災の影響、子供のいじめ問題、新興宗教問題などなど、いろいろなテーマを盛り込んでいますが、残念ながら映画としてまとまりきれていません。ただ、西村喜廣監督と組んだことで、B級映画的ないかがわしい面白さは漂います。

村上隆監督は「日本では、マンガ、映画、アニメーションなど、日本人の心性にフィットするメディアを選ばないと、遠くまで届かない。チェスでチャンピオンになった人間が将棋のルールを学び直して、改めて勝負するということを映画でしようと思ってます」と話しています。
 
「めめめのくらげ」のエンドロールの後に、スリリングに編集された「めめめのくらげ2」の予告編が流れます。良くあるジョークぽいですが、けしてジョークではありません。2014年公開予定。じつは「めめめのくらげ」は3部作なのです。

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2013.05.05

■「リンカーン」憲法改正の意味するもの

スティーヴン・スピルバーグ監督の「リンカーン」は、通常の伝記ではなく、奴隷制廃止の憲法改正をめぐる2か月を中心に描いています。リンカーンが行った奇麗事ではない生々しい多数派工作が克明に浮かび上がります。憲法改正には、議会の3分の2、全州の4分の3の賛成が必要です。

奴隷制廃止という理想に燃えながらも、議会の3分の2の賛成を獲得することは極めて困難でした。障害にぶつかりながら、死にものぐるいで懐柔し説得していきます。しかし、過半数の賛成で憲法改正できるようにしようとはしませんでした。3分の2は、憲法を変えるという重大さを意味しています。

日本国憲法96条は憲法の改正を定めたものですから、ある意味では9条以上に重要な条文です。単なる手続き論ではなく、憲法の基本的な存立に関わります。「総議員の過半数」なら、政権交代毎に憲法の基本が変わることにもなりかねません。

憲法の改正は「各議院の総議員の3分の2以上の賛成」と議員については総数としていますが、「国民投票による過半数の賛成」は、「有効投票数の過半数」と、極めてゆるい設定です。投票率40%なら、5人に1人の賛成で成立します。

世論調査などで「憲法改正」とひとくくりにして賛否を問うのは間違いです。憲法の基本理念「国民主権」「戦争放棄」「基本的人権の尊重」を、より明確にしていくための改正と、基本理念を否定する「改正」は、全く方向が違います。リンカーンの奴隷制廃止は、憲法の精神を明確にしたものです。

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