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2013.03.20

■「アルゴ」

「アルゴ」は、ベン・アフレック監督・主演による1979年のイランアメリカ大使館人質事件を題材とした作品。第85回アカデミー賞の作品賞を受賞しました。確かに、面白く痛快な展開ですが、登場人物が描けていません。政治的な奥行きも、映画的な深さも感じられません。

テヘランのアメリカ大使館がを占拠され、多くのアメリカ人外交官が人質になります。しかし6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出し、カナダ大使公邸にかくまわれます。CIAのトニー・メンデスは6人をイランから救出するため、「アルゴ」という架空のSF映画をでっち上げます。

荒唐無稽に思える外交官救出作戦が、実話に基づくという点では、隠されていた驚きの歴史を浮き彫りにしたといえますが、SF映画の監督たちが人間味にあわれている半面、外交官たちの複雑な思いが伝わり切れていないと思います。CIA万歳映画と言われてしまいかねません。

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