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2013.02.10

■「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」

ヤン・マーテルの2001年の小説『パイの物語』を原作とした映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は、アン・リー監督初の3D作品です。リアルさ、そして幻想的な映像美は、目を見張るものがあります。「アバター」のキャメロン監督が絶賛しています。

2003年にインド出身のM・ナイト・シャマランを監督と発表しましたが頓挫。2005年3月、新監督としてアルフォンソ・キュアロンとの協議が始まりましたが、同年10月にはジャン=ピエール・ジュネを監督とする方向で動きます。しかし、2009年2月にアン・リー監督に話がまわってきます。

インドで動物園を経営していた家族が動物とともにカナダへの移住を決め、日本船で太平洋を北上しますが、海難事故で16歳の少年パイが唯一の生存者となります。彼は、ライフボートにオランウータン、ハイエナ、シマウマ、ベンガルトラと残されます。壮大なドラマが始まります。

パイ役の俳優には、新人のスラジュ・シャルマを選びました。素朴な少年が極限状態の中でたくましく成長していく姿を演じました。ガールフレンド役も新人で、実際にインド伝統舞踏の学校に通う生徒です。動物たちや大自然は、ほとんどがCGです。驚異的にリアルです。

CG制作は、アメリカのリズム&ヒューズ・スタジオ(R&H)。同社が手掛けた「ナルニア国物語」を見て、リー監督が発注しました。ナルニアのライオンよりリアルにしたいと依頼したそうです。本当に見事なCGです。同社は新しいVFXセンターを台湾に設立することを2012年末に発表しました。

ハリウッドでの撮影をできるだけ避けて、ロケの7割は、監督の故郷である台湾で行われました。動物園のほか、古い飛行場に世界最大級の撮影用プールを設置して海の撮影に使われました。手つかずのベンガルボダイジュ林が残されている公園も巧みに活用しています。

壮大な物語ですが、ラストには意外なオチが待っています。ベンガルトラが、なぜ「リチャード・パーカー」と呼ばれていたのか。エドガー・アラン・ポーの小説「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」と1884年の「ミニョネット号事件」につながっています。

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コメント

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投稿: Pharmd412 | 2013.02.28 11:42

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