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2012.12.09

■「その夜の侍」は、荒削りな独特の質感が魅力

「その夜の侍」は、2007年に劇団THE SHAMPOO HATが上演した舞台劇を原作とした 作品。監督・脚本は原作者の赤堀雅秋(あかほり ・まさあき)が務め、映画監督デビューです。舞台での豊富な経験が生かしながら、荒削りな独特の質感を持っていました。

復讐劇と思わせて、希望を描いています。小さな鉄工所を経営する中年男は、5年前に最愛の妻をひき逃げ事件で失い、刑期を終えて出所したひき逃げ犯への復讐を計画し、カウントダウンを告げる脅迫状を送り続けています。そして、対決の時がやってきます。

豪華キャストに驚きます。妻をひき逃げで殺された中村健一役の堺雅人よりも、ひき逃げ犯・木島宏役の山田孝之の得体の知れなさが、衝撃的でした。ほんの一瞬登場した三谷昇の異様な存在感にもうたれました。女性たちが、描けていないのが残念でした。

協同組合日本映画製作者協会がもっとも将来性のある新人監督に与える『新藤兼人賞』の2012年金賞を受賞しました。将来を期待してでしょう。自己満足に陥りそうな表現を、ぎりきりでシアルさに置き換えている危うさが魅力です。

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