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2012.12.16

■「人生の特等席」

「人生の特等席」。最初は、クリント・イーストウッド監督、主演で企画された作品。それをプロデューサーなどでイーストウッドを支えてきたロバート・ロレンツが初監督することになったもの。2008年の監督・主演作「グラン・トリノ」で俳優引退宣言したクリント・イーストウッドが4年ぶりに銀幕復帰。俳優に徹した主演作は19年ぶりです。

俳優としてのイーストウッドの魅力は失われていません。伝説的なスカウトマン・ガス役で、今回も頑固おやじを渋く演じています。彼のひとり娘ミッキー役のエイミー・アダムスも、父親譲りの頑固さを見せ、存在感抜群でした。

ストーリーは、アンチ「マネー・ボール」的。ガスはデータに頼らず、自分自身の経験を信じてスカウトします。データ主義との対立はいかにも単純化されていて、底が浅いです。ガスとミッキーのこじれた関係が、修復されていく過程もひねりがないですね。

ガスにスカウトされた元選手でスカウトマンのジョニーとミッキーの恋愛劇がやや唐突。ラストのどんでん返しも、いかにもご都合主義。こんな都合の良い展開では、さわやかさと痛快さが生まれないと思いますが。ただエンディングのイーストウッドの後ろ姿は、かっこ良かったです。

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