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2012.10.21

■『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』


『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は、「踊る大捜査線」シリーズの4作目。完結編です。このシリーズのオープニングはかっこいいですが、今回はFINALということで、とくに力が入っています。
ただし、本編は、納得いきませんでした。事件の展開に比べ動機が弱過ぎます。最後のすみれの行動も、ギャグになっています。3よりは面白かったですが、FINAL的な盛り上がりに欠けた結末でした。1には、つながっていましたけれど。

本広克行(もとひろ かつゆき)監督の「踊る大捜査線」シリーズは、笑いとシリアスさのバランス感覚の良かったです。日本の刑事ものにありがちな重たさがなく、エリートと現場の警官との対立という構図はアメリカの警察ものに近い感じがしていました。

1998年公開の「1」では、サイコパス役で小泉今日子が登場したのが嬉しかったです。『羊たちの沈黙』をまねた展開は面白いのですが、『羊たちの沈黙」』ではFBI訓練生の深層心理がレクター博士によって暴かれていくというスリルがありました。『踊る大捜査線』は犯罪者と刑事が明確に区別され、関係が固定化している点が不満でした。

 5年後に公開された「2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、面白い作品にするために、強引に物語を転がしていく手法が、やや気になりました。肝心の犯人たちの計画自体が弱すぎて、本当の面白さには手が届いていません。

2010年公開の「3 ヤツらを解放せよ!」は、駄作でした。物語に日本の時代背景を盛り込んでいますが、官僚と現場の対立、愚直な刑事魂、インターネットのマイナスイメージなど基本姿勢はとても古風です。ギャグも空回りしていました。小泉今日子だけが、凄みを放っていました。

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