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2012.08.21

■「プロメテウス」は、3D映像の素晴らしさに満ちています

リドリー・スコット監督の「プロメテウス」は、3Dで観るべき作品です。映像の素晴らしさが大半の魅力だからです。冒頭の太古の自然のシーンから、そのスケール感、美しさに引き込まれます。さすが、リドリー・スコットと評価できる3D映画です。ストーリーはともかく...。

古代の複数の遺跡から共通の謎の星が見つかります。調査チームがつくられ、宇宙船プロメテウス号に乗って問題の星を目指します。そして、惑星LV-223に降り立ちます。人類発生の驚くべき起源が明らかになります。ある意味、反進化論のトンデモ映画です。

ネタばらしになるかもしれませんが、この専門家による調査チームは、惑星での調査を始めますが、信じられないような危険な振る舞いをします。あまりの無防備さ、無鉄砲さに、ただ、ただ驚かされました。面白くするためとはいえ、非現実的で酷過ぎます。

惑星にある遺跡らしき建造物内は、あのH・R・ギーガーのデザインにあふれています。私は「エイリアン」でギーガーを知り、その作品集を買いあさりました。「プロメテウス」のデザインからは、ギーガー的なエロティシズムは感じられませんでした。

「ミレニアム」3部作で有名になったノオミ・ラパスは、人間とは思えないタフさです。シガニー・ウィーバーを超えています。アンドロイドのデヴィッド役のマイケル・ファスベンダーは、とても重要な役回りです。アンドロイドと見間違うクールな演技を見せるシャーリーズ・セロンも魅力的です。

「プロメテウス」は、2084年から2093年が舞台です。1979年公開の「エイリアン」は、2122年の設定でした。「プロメテウス」は、間違いなく、「エイリアン」につながっていきますが、その間に、何編かの続編がつくられることになりそうです。

リドリー・スコット監督は、すでに「プロメテウス」続編の準備を進めています。題名は「パラダイス」になりそう。たぶん2015年の公開でしょう。74歳になっても、リドリー・スコット監督の映画への情熱、その気迫は、いささかも衰えていません。強くなっているかもしれません。

リドリー・スコット監督には、あと10年、20年と映画をつくり続けてもらいたいです。と、思っていたら、弟のトニー・スコット監督が自殺してしまいました。大きなショックを受け、リドリー・スコット監督は撮影中の「ザ・カウンセラー」の製作を中断しました。

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コメント

エイリアンの設定は2087年です。プロメテウスとエイリアンは残念ながらつながりません。

投稿: | 2012.09.07 23:25

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