出だし好調。劇場版「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵」
劇場版「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵」は、三浦建太郎原作の漫画『ベルセルク』すべてを映像化する“ベルセルク・サーガプロジェクト“第1弾です。コミックの4巻から6巻の途中までを、とても丁寧に描いています。重厚にして軽やか、大胆にして繊細。作画的な統一性に難がある場面もありますが、全体的には作品の雰囲気を良く表現しています。
ガッツのバズーソ戦から始め、グリフィスとの出会いにつなげる導入は正解です。ただ、細かな原作改変については、意見が分かれるでしょう。バズーソ戦の後、平沢進の主題曲 「Aria」とともにオープニングタイトルが流れます。これが、なかなかのセンス。一気に「ベルセルク」の世界に引き込みます。 鷺巣詩郎のサントラも壮大でスケール感を増しています。
映像表現の妥協のなさは、予想以上でした。戦争シーンでは、血なまぐさい表現が続きます。不死のゾッドとの戦闘シーンは、一番見応えがありました。容赦ない残酷な場面と、自然の穏やかな描写は、対照的です。作画の丁寧さが印象的です。グリフィスの美しさ、優雅さ、聡明さ、無邪気さが、とてもよく描かれていました。キャスカも好印象。ガッツの作画は、少し不安定な気がしました。
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