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2010.06.23

■劇場版「銀魂 新訳紅桜篇」ファンサービスのレベル

 「銀魂」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で2003年12月より連載中コミック。SF時代劇の人情コメディ。 テレビアニメ作品「銀魂」(テレビ東京、2006年4月-2010年3月)が4年間にわたり放送された。
 コミック「銀魂」のシリーズの中で最もスケールの大きいエピソード「紅桜篇」を新解釈で映画化した。最初と最後が、特に笑えた。いかにも銀魂だった。本編でも、もっとドタバタした方が良かったと思う。まあ、ファンサービスとしては、そこそこだと思いました。
Gintama2010


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■「鉄男 THE BULLET MAN」鉄男を封印した塚本晋也監督の決意

 普通の1.5倍の音量で、最初から圧倒される。石井忠の暴力的なサウンドは健在。ストーリーは分かりやすく、洗練されすぎとは思うが、やはり「鉄男」だった。時代状況を踏まえて、都市を破壊しつくす鉄男のエネルギーを、堅く封印しようという塚本晋也監督の決意が胸を打った。
 20年前、「鉄男」を初めて見たときの体験を今でも思い出す。その凄まじいパワーに驚いた。塚本晋也監督は、はっきりと世界に挑戦状をたたき付け、破壊と変身を肯定していた。、「鉄男2 BODY HAMMER」には静的な時間が意図的に挿入されていた。白黒ならではの鉄の質感は、今回のカラー化で半減したが、新しい世界が開かれた。色調の妙は楽しめた。実験、冒険が随所に散りばめられ、破壊的なメッセージを発信していた。Tetuo2010c


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■2010年5-6月・訃報など

★デニス・ホッパー、74歳で死去
 俳優・デニス・ホッパーが2010年5月29日午前8時、カリフォルニアの自宅で死去した。74歳。
 2009年10月に前立腺がんと公表。12月にシダース・シナイ・メディカル・センターに入院したが、年が明けて今年の1月にがんが骨に転移し、余命わずかであることを友人にもらしていた。その後、現在の妻で結婚して14年になるヴィクトリアさんとの離婚を申請。しかし、離婚協議はスムーズに進展せず死の淵で妻との泥沼の離婚劇が繰り広げられた。デニスさんは生涯で5回結婚しており、ヴィクトリアさんは5人目の妻。
2010年の3月にハリウッドの星を受賞。1969年の映画「イージー・ライダー」で共演した盟友ジャック・ニコルソンや友人のデヴィッド・リンチ監督も駆け付け栄誉を祝った。デニス・ホッパーは「ハリウッドは家であり、学校であった」とコメント。「人生のすべてを皆さんから学んだ。これは僕にとって大変重要なことだ。皆さん本当にありがとう、そしてハリウッドにも感謝します」と語っていた。
デニス・ホッパーが監督・脚本・出演した「イージー・ライダー」は、アメリカン・ニューシネマの代表作として映画史に残る作品。「理由なき反抗」で共演したのをきっかけに、若くして亡くなったジェームス・ディーンと友人になり、深い影響を受けたといわれている。

★ドイツ現代画家、ジグマー・ポルケ氏死去
ドイツを代表する現代画家、ジグマー・ポルケ氏が2010年6月10日、がんのため同国西部ケルンで死去した。69歳だった。1953年、旧東独から旧西独に移住。デュッセルドルフの美術学校に学び、63年デビュー。ゲルハルト・リヒターらとともに「資本主義リアリズム」を標榜
ひょうぼう
し、プリント布地や新聞紙などあらゆる素材を作品に取り入れたポップで皮肉な作風で知られた。86年、ベネチア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞。2002年、高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)を受賞した。代表作は「不思議の国のアリス」など。

★ルイーズ・ブルジョワ、死去
 ルイーズ・ブルジョワ(米彫刻家)が、2010年5月31日、ニューヨーク市内の病院で死去した。98歳。
 仏パリ生まれ。38年に米国に移住。82年にニューヨーク近代美術館で開いた個展をきっかけに作品が世界的に知られるようになり、97年にはクリントン大統領から全米芸術勲章を授与された。代表作の巨大なクモのオブジェ「ママン」は世界の主要都市で展示されており、日本では東京都港区の六本木ヒルズに設置されている。
「親愛なるルイーズ 」というアート・ドキュメンタリーで観た彼女の凛とした姿が強く印象に残っている。

★「キカイダー01」の池田駿介(いけだ しゅんすけ)さん、胃がんのため逝く
< 2010年6月14日 11:47 >
俳優の池田駿介さん(本名=池田紀生)が11日午前3時10分、胃がんのため死去した。69歳だった。東映ニューフェイス10期生。71年に放送された「帰ってきたウルトラマン」で南猛隊員、73年「キカイダー01」で主人公のイチローを演じた。家族によると、2009年の正月ごろから胃の痛みを訴え、検査したところ胃がんが見つかり同年2月に手術。一時は回復し、同年4月に行われたパチンコ新機種「CRキカイダー01」の発表会に出席しファンに元気な姿を見せていた。だが、同年10月に再発。抗がん剤の治療を続け、闘病中も「早く仕事に戻りたい」と話していたという。葬儀・告別式は16日に神奈川県川崎市の登戸やすらぎ会館で。喪主は妻の敏江さん。

★実写版『AKIRA』実現へ
何度も企画に上がってはお蔵入りになってきた『AKIRA』『ザ・ウォーカー』のアルバート・ヒューズ監督が次回作に関しての質問で、「次は『AKIRA』だよ。今ちょうど、ストーリーボードとプロットを書いていて忙しいんだよ」と語り、『AKIRA』プロジェクトに着手していることを認めた。監督は「1994年、レーザーディスクで大友克洋の傑作アニメ『AKIRA』を見て以来、その虜になった」という。

★人気ドラマ『JIN-仁-』続編決定 キャスト変わらず2011年4月クールに登場
昨年の10月クール放送で高視聴率を記録し、数々のテレビ賞を獲得した連続ドラマ『JIN-仁-』(TBS系、日曜後9:00)の続編制作が決定した。2011年4月クールの連続ドラマ日曜劇場枠で完結編として放送される。一時は、劇場映画化されるという情報が流れていた。

★宝生舞 芸能界引退、公式ウェブサイトで報告
女優・宝生舞(ほうしょう・まい)が5月31日付で芸能界を引退していた。
宝生舞は自身のHPで、「私のわがままな決断を御理解頂ければ幸いです」と引退を報告した。最後の作品は、2010年5月22日に公開された市原隼人主演の映画『ボックス!』。
●出演映画
あした(1995年) - 朝倉恵 役
人造人間ハカイダー(1995年) - カオル 役
大失恋。(1995年)
釣りバカ日誌10(1998年) - 岩下みどり 役
富江replay(2000年) - 川上富江 役
陰陽師(2001年) - 瓜の女 役
自殺サークル(2002年)
なごり雪(2002年)
三浦和義事件 もう一つのロス疑惑の真実(2004年)
理由(2004年) - 資産家の若妻 役
Soeur(2007年)
子猫の涙(2008年) - 森岡治子(大人時代) 役
その日のまえに(2008年) - 浜風町内のケーキ店のウエイトレス役
ボックス!(2010年) - 鏑矢こと美 役

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■劇場版「銀幕ヘタリア」は、ファンへの感謝祭

Hetalia2010 「銀幕ヘタリア」は、ピクト星人の襲来というオリジナルストーリー60分に、Web版「ヘタリア」の名場面集20分を組み合わせた構成。「ヘタリア」のテイストを生かして、うまくまとめていた。宇宙人が襲来すれば、喧嘩していた国々も協力するからね。
 既に「ヘタリア」を楽しんでいる人を対象にした感謝祭なので、国を擬人化しているという説明なしに、物語は進む。陽気なイタリア、真面目なドイツ、控えめな日本ら、国をキャラクター化した個性豊かな登場人物たちが、それぞれの風土、気質、をまじえて繰り広げるコメディ。Web版の「ヘタリア」が始まったときには、登場人物のそばに国旗が付いていた。


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■中島哲也監督「告白」、新たな探求の始まり

Kokuhaku2010「告白」は、これまでの中島哲也監督のカラフルな作品と全く違う。

「告白」は、人間の弱さと残酷さの負の連鎖を、冷たく美しく突き詰めていく。感情移入を遮断する。ラストに安易な希望を置かない。それが見ている者に希望を託しているように思う。なんてね。

「告白」の松たか子の演技が凄まじい。1人娘を担任していた生徒に殺された先生を演じている。増幅する恨みと憎しみと、わずかに残る教師としての感情。特にラストの表情には鳥肌が立ちました。

これまでの中島哲也監督の作品は、ジェットコースターのような展開と明るいラストが用意されていました。「告白」のラストは宙吊りのまま終わります。私たちは自力で降りて来なければならない。

「告白」は、登場人物への感情移入を許さない。むしろ、こちらの感情がのぞかれているように感じる。「お前はどうなんだ」と。負の感情を引き出されるような感覚に襲われる。

「告白」は、美しい映像とシャープな編集で構成されている。だから、とことん重たいストーリー展開を見続けることができる。雲の描写が、人々の心を象徴していた。ラストのさまざまな雲の表情が印象だった。

「告白」では、携帯電話やWebサイトをいじめや負の感情を増幅していくものとして描いている。たしかに、その側面もあるが、ネットによって、バラバラな人間たちが、かろうじてつながっているという側面もある。つながっていれば、可能性はある。希望はある。

私は「下妻物語」で中島哲也監督に出会い、突然変異的な傑作と絶賛しました。「告白」は、中島哲也監督の新たな探求の始まりだと思います。

中島哲也監督の「下妻物語」(2004年)は、うまいとは思いましたが、才能のあるCM監督が一過性の傑作をつくったと思っていました。だから、突然変異的な傑作。しかし、「嫌われ松子の一生」(2006年)を観て、その映画的な野心の大きさに心底驚きました。

中島哲也監督の「パコと魔法の絵本」(2008年)は、前2作で切り開いた可能性を全面開花させた作品です。作為的ながらも、強引なまでに圧倒的な世界観で中島ワールドに引き込み、最後は映画的な感動に浸らせる。

私は中島監督が新しい作品を撮り始めると聞いて、期待と不安に包まれました。どんな作品になるのだろう。これまでは自分の世界に強引に連れ込もうとしていました。しかし「告白」は、自分の分からない世界に真摯に近づこうとしていました。この壊れかけた現代日本に。だから信用できる監督です。

映画「告白」のパンフレットの表紙は、空色に白い文字で大きく「告白」。映画を観る前は、聞いていたストーリーとの落差が怖くて、パンフレットを開けなかった。


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2010.06.20

■「ブライト・スター 〜いちばん美しい恋の詩」

Brightstar3
 英国最高の詩人で25歳の短い人生を生きたジョン・キーツとファニー・ブローンの悲恋を描いた珠玉の傑作。「イン・ザ・カット」以来、6年ぶりのジェーン・カンピオン監督の長編映画は、刺繍を織り上げるような繊細で美しい作品。絵画のように端正な映像に、何度も身震いした。キーツの詩の巧みさ、華麗さに負けない映像美。キーツの訃報に接し息をつまらせるファニーのリアルな慟哭、喪服に身を包んでキーツの詩を口ずさむファニーの美しさは例えようがない。監督らしい映像表現の毒や大胆さは薄れたように見えるが、キーツの親友ブラウンの複雑な屈折さに、カンピオン監督の成熟した毒を感じる。
 キーツの詩は美しいだけでなく、心にしみる。映画の題名になった「ブライト・スター」は、キーツが1819年に書き、翌1819年ローマに向かう船の中で書き改めてファニー・ブローンに宛てした手紙に添えたものだ。

ブライト・スター
  北極星よ あなたのようにわたしもありたい
  夜空に高く 星々を従えて輝き
  眠りを知らぬ隠者のように
  まぶたを大きく見開いて
  永遠の波が渚をめぐって
  次々と押し寄せるさまを見続けていたい
  また山々や原野の上に降り積もった
  真っ白な雪の絨毯を眺めていたい

  いやもっと確かな命を生き続けたい
  いとしい人の豊かな胸を枕にして
  その胸が上下に揺れるのを感じ取りながら
  甘い欲望の中に永遠に目覚めつつ
  その息づかいを聞き続けていたい
  死んでしまうまでずっと そうしていたい

Bright Star - John Keats
  Bright star, would I were steadfast as thou art--
  Not in lone splendour hung aloft the night
  And watching, with eternal lids apart,
  Like nature's patient, sleepless Eremite,
  The moving waters at their priestlike task
  Of pure ablution round earth's human shores,
  Or gazing on the new soft-fallen mask
  Of snow upon the mountains and the moors--
  No--yet still stedfast, still unchangeable,
  Pillow'd upon my fair love's ripening breast,
  To feel for ever its soft fall and swell,
  Awake for ever in a sweet unrest,
  Still, still to hear her tender-taken breath,
  And so live ever--or else swoon to death.


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2010.06.07

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2010.06.05

■宝生舞 芸能界引退、公式ウェブサイトで報告

女優・宝生舞が5月31日付で芸能界を引退していた。
宝生舞は自身のHPで、「私のわがままな決断を御理解頂ければ幸いです」と引退を報告した。最後の作品は、2010年5月22日に公開された市原隼人主演の映画『ボックス!』。

★出演映画
あした(1995年) - 朝倉恵 役
人造人間ハカイダー(1995年) - カオル 役
大失恋。(1995年)
釣りバカ日誌10(1998年) - 岩下みどり 役
富江replay(2000年) - 川上富江 役
陰陽師(2001年) - 瓜の女 役
自殺サークル(2002年)
なごり雪(2002年)
三浦和義事件 もう一つのロス疑惑の真実(2004年)
理由(2004年) - 資産家の若妻 役
Soeur(2007年)
子猫の涙(2008年) - 森岡治子(大人時代) 役
その日のまえに(2008年) - 浜風町内のケーキ店のウエイトレス役
ボックス!(2010年) - 鏑矢こと美 役

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2010.06.01

■ルイーズ・ブルジョワ、死去

 ルイーズ・ブルジョワ(米彫刻家)が、2010年5月31日、ニューヨーク市内の病院で死去した。98歳。
 仏パリ生まれ。38年に米国に移住。82年にニューヨーク近代美術館で開いた個展をきっかけに作品が世界的に知られるようになり、97年にはクリントン大統領から全米芸術勲章を授与された。代表作の巨大なクモのオブジェ「ママン」は世界の主要都市で展示されており、日本では東京都港区の六本木ヒルズに設置されている。

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