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2010.01.16

■「アバター」映像は素晴らしいが、ストーリーは今ひとつ

Avatar2010
 3D劇場映画として、初めて「アバター」を観た。ジェームズ・キャメロン監督の12年ぶりの新作。確かに、あの立体感、目の前に火の粉などが迫ってくる感覚は新鮮なものだった。しかし、それが、映画の世界にのめり込む助けになったかと言えば、そうではなかった。初めての体験で、驚きの方が勝ったからかもしれないが。3Dだぞ、という自己主張が強すぎて、かえって集中できなかった。もっと、自然に作品の世界に導く表現にすべきだろう。否定はしないが、映画をより楽しむために3D化が絶対に必要かといえば、それは違うと思う。ただ、3D映画は、まだまだ過渡期。映像に鮮やかな色彩があり、劇場全体がスクリーン化すれば、また違った次元の体験ができるだろう。現時点で映画の3D化の是非を判断するのではなく、映像表現の新しい可能性が始まったという観点で評価したいと思う。
 さて、肝心の作品の出来は、映像は素晴らしいが、ストーリーは今ひとつだ。まったくCGだと感じられない水準の映像は、文句の付けようがない。これまでで最高のリアルなCG映像だろう。しかし、ストーリーに深みはない。惑星パンドラの先住民ナヴィは、ネイティブ・アメリカンの比喩だと、すぐに誰もが気がつくだろう。あのケビン・コスナー製作・監督・主演の「ダンス・ウイズ・ウルブス」に似ている。ネイティブ・アメリカン・スー族の側から白人の醜さを描くことに成功した記念碑的な作品だ。しかしながら、「ダンス・ウイズ・ウルブス」も、異質な他者としてのスー族を描く点では物足りない。「アバター」も、ナヴィが英語を話すことで、コミュニケーションのための壁は、最初から低くなっている。重層的な人間ドラマを盛り込んだ「タイタニック」に比べると、人間ドラマの点で「アバター」はかなり見劣りする。

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