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2009.01.31

■ロシア文学者・内村剛介、死去

 シベリア抑留体験を背景に社会や文学に対して独自の思索を進めた評論家でロシア文学者の内村剛介(うちむら・ごうすけ、本名・内藤操=ないとう・みさお)が1月30日午前2時41分、心不全のため死去した。88歳。葬儀は2月6日午前10時、東京都品川区西五反田5の32の20の桐ケ谷斎場。自宅は世田谷区下馬6の30の15の105。喪主は長女冨永(とみなが)まなみさん。
 栃木県生まれ。元上智大教授。14歳で中国東北部に渡り、ハルビン学院などで学んだ。関東軍に徴用されたが、敗戦時にソ連軍に捕らえられ、以後1956年の帰国まで、約11年間にわたって、監獄や強制収容所で過ごした。帰国後は商社勤務の傍ら文筆活動を続ける。収容所で身につけたロシア語を基に、ロシア人の思考方法を深く洞察。ソ連国家を厳しく告発しスターリン批判を行った。同時に現代日本の思想の軽薄さについても警鐘を鳴らした。

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2009.01.28

■アニメ「ルパン三世VSコナン」初の夢対決

 国民的アニメ「ルパン三世」と「名探偵コナン」の夢対決が実現する。日本テレビと系列の読売テレビの、それぞれ開局55年、50年を記念した「ルパン三世VS名探偵コナン」で、3月下旬のゴールデンタイム(午後7-10時)に2時間超で放送予定。原作漫画の出版社と原作者が異なる2作品のコラボレーションはアニメ史上初めて。
 作品では、ある国の王室をめぐる事件の解決に乗り出すコナンと、その王室に伝わる秘宝を狙うルパンが出会い、対決する姿を描く。主人公の2人はもちろん、峰不二子や銭形警部、毛利蘭や毛利小五郎ら両作品のおなじみのキャラクターも総出演する。

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2009.01.27

■「毎日かあさん」4月からテレビアニメ化

 毎日新聞に毎週日曜連載中の西原理恵子さんの漫画「毎日かあさん」のテレビアニメ化が決まり、27日に東京都内で制作発表会見が開かれた。4月1日からテレビ東京系で放送される(毎週水曜午後7時)。
 毎回、五つ程度の短編のほか、子育て情報なども紹介する。西原さんの作品がアニメ化されるのは初めて。公募で集まった、かっぽう着姿の“かあさん”100人を前に、西原さんは「孫が歩いているのを見る気分。デビューして24年で夢がかなって、もうどうなってもいい」と喜びを語った。
 漫画は、昨年12月に発売された「黒潮家族編」まで5巻が出版され、計120万部を突破した。文化庁メディア芸術祭優秀賞などを受賞している。

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■カリフォルニアで8つ子誕生、最大多胎

 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊ベルフラワーの病院で26日、女性が帝王切開で8つ子を出産した。米では1998年にテキサス州ヒューストンで8つ子の出産記録(のちに1児死亡)があり、1人以上の生存が確認できる最大多胎記録として世界で2例目とみられる。母子ともに健康という。報道によれば、産まれたのは6男児、2女児で、体重は900グラム弱から約1500グラム。出産に立ち会った医師は、「産声高く、足をばたつかせみんな元気いっぱいだ」と語った。出産には医師2人、スタッフ46人がかかわり、5分間で8人を次々と取り出した。 

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■携帯で撮った115分の映画が第38回ロッテルダム映画祭に正式出品

 オランダで第38回ロッテルダム国際映画祭が、開幕した。今年は、メーンの「VPROタイガー・アワード・コンペティション」に、内藤隆嗣監督『不灯港』が出品されているほか、俳優オダギリジョーの長編初監督作『さくらな人たち』が招待上映されるなど、長編・短編合わせて35本の日本映画が紹介される。中でも最もユニークな作品が、携帯電話の動画機能で撮影された石橋今日美監督の『スパイダー』で新設されたさまざな映像手法の作品を取り上げた「シグナル:サイズ マター」部門で同24日、上映された。 
 昨今は日本でもフランスにならい、携帯電話を使って制作された作品を集めた「ポケットフィルム・フェスティバル」が開催されているのが、出品作のほとんどが短編だ。しかし石橋監督は、115分の長編に挑戦。携帯映画は2007年に製作した中編『サイレント・スクリーム』に続き、2作目となる。

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2009.01.23

■アメリカ・アカデミー賞ノミネート発表

 第81回アカデミー賞ノミネートが1月22日早朝5時30分(米西海岸時間)より発表された。最多ノミネートは、デビッド・フィンチャー監督の「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(2月7日公開)の13部門で、次いでゴールデングローブ賞(ドラマ部門)を制したダニー・ボイル監督の「スラムドッグ$ミリオネア」が10部門のノミネートを受けた。両作品は作品賞、監督賞、脚色賞といった主要部門で競うことになった。

 一方で、米製作者組合(PGA)賞、米映画監督組合(DGA)賞に候補になっていた、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」は、ヒース・レジャーの助演男優賞で候補になったものの、主要部門の作品賞、監督賞から漏れた。米映画サイトでは同作が脱落したことに対して、露骨なブーイングのコメントが殺到している。

 作品賞と監督賞には上記2作品のほか、ガス・バン・サント監督の「ミルク」が8部門、ロン・ハワード監督の「フロスト×ニクソン」が6部門、スティーブン・ダルドリー監督の「愛を読むひと」が5部門で入った。「ダークナイト」は「愛を読むひと」に取って代わられた形だ。

 日本代表として外国語映画賞の最終9作品に残っていた滝田洋二郎監督の「おくりびと」は、見事最終5ノミネートの座を勝ち取った。主演の本木雅弘からは「信じがたい出来事にボウ然と悦びをかみしめています。作品も生き物で人間同様、多くの皆さんに愛された結果、大きく成長できたのだと思います」という達筆な直筆コメントがマスコミ各社に寄せられた。なお、授賞式に参加する予定の滝田監督や本木をはじめ、広末涼子、山崎努が、今回のノミネートを受け、本日記者会見をする。なお、日本映画が外国語映画賞にノミネートされるのは、山田洋次監督の「たそがれ清兵衛」以来5年ぶり12本目。加藤久仁監督の「つみきのいえ」も短編アニメーション賞の候補に選ばれた。

 授賞式は2月22日(日本時間23日)、俳優ヒュー・ジャックマンをホストに、米カリフォルニア州ハリウッドのコダックシアターにて開催される。
▽作品賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「フロスト×ニクソン」
「ミルク」
「愛を読むひと」
「スラムドッグ$ミリオネア」

▽主演男優賞
フランク・ランジェラ(「フロスト×ニクソン」)
ショーン・ペン(「ミルク」)
ブラッド・ピット(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
ミッキー・ローク(「ザ・レスラー」)
リチャード・ジェンキンス(「ザ・ビジター」)

▽主演女優賞
アン・ハサウェイ(「レイチェルの結婚」)
アンジェリーナ・ジョリー(「チェンジリング」)
メリッサ・レオ(「フローズン・リバー」)
メリル・ストリープ(「ダウト/あるカトリック学校で」)
ケイト・ウィンスレット(「愛を読むひと」)

▽助演男優賞
ジョシュ・ブローリン(「ミルク」)
ロバート・ダウニー・Jr.(「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」)
フィリップ・シーモア・ホフマン(「ダウト/あるカトリック学校で」)
ヒース・レジャー(「ダークナイト」)
マイケル・シャノン(「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」)

▽助演女優賞
エイミー・アダムス(「ダウト/あるカトリック学校で」)
ペネロペ・クルス(「それでも恋するバルセロナ」)
ビオラ・デイビス(「ダウト/あるカトリック学校で」)
タラジ・P・ヘンソン(「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」)
マリサ・トメイ(「ザ・レスラー」)

▽監督賞
ダニー・ボイル(「スラムドッグ$ミリオネア」)
スティーブン・ダルドリー(「愛を読むひと」)
デビッド・フィンチャー(「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」)
ロン・ハワード(「フロスト×ニクソン」)
ガス・バン・サント(「ミルク」)

▽脚色賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(エリック・ロス、ロビン・スウィコード)
「ダウト/あるカトリック学校で」(ジョン・パトリック・シャンリィ)
「フロスト×ニクソン」(ピーター・モーガン)
「愛を読むひと」(デビッド・ヘアー)
「スラムドッグ$ミリオネア」(サイモン・ボーフォイ)

▽脚本賞
「フローズン・リバー」(コートニー・ハント)
「ハッピー・ゴー・ラッキー」(マイク・リー)
「イン・ブルージュ」(マーティン・マクドナー)
「ミルク」(ダスティン・ランス・ブラック)
「ウォーリー」(アンドリュー・スタントン、ジム・リアードン、ピート・ドッカー)

▽長編アニメーション賞
「ボルト」
「カンフー・パンダ」
「ウォーリー」

▽長編ドキュメンタリー賞
「裏切り (Nerakhoon)」
「世界の果ての出会い」
「ザ・ガーデン」
「マン・オン・ワイヤー」
「トラブル・ザ・ウォーター」

▽外国語映画賞
「バーダー・マインホフ・コンプレックス」(ドイツ)
「クラス」(フランス)
「おくりびと」(日本)
「リバンチェ」(オーストリア)
「バシールとワルツを」(イスラエル)

▽美術監督賞
「チェンジリング」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ダークナイト」
「ある公爵夫人の生涯」
「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」

▽撮影賞
「チェンジリング」(トム・スターン)
「スラムドッグ$ミリオネア」(アンソニー・ドッド・マントル)
「愛を読むひと」(クリス・メンゲス)
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(クラウディオ・ミランダ)
「ダークナイト」(ウォーリー・フィスター)

▽衣装デザイン賞
「オーストラリア」
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ある公爵夫人の生涯」
「ミルク」
「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」

▽編集賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ダークナイト」
「グロスト×ニクソン」
「ミルク」
「スラムドッグ$ミリオネア」

▽メイクアップ賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ダークナイト」
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」

▽作曲賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」(アレクサンダー・デプラ)
「ディファイアンス」(ジェームズ・ニュートン・ハワード)
「ミルク」(ダニー・エルフマン)
「スラムドッグ$ミリオネア」(A・R・ラフマーン)
「ウォーリー」(トーマス・ニューマン)

▽主題歌賞
「スラムドッグ$ミリオネア」、「Jai Ho」(A・R・ラフマーン)
「スラムドッグ$ミリオネア」、「O Saya」(A・R・ラフマーン&M.I.A.)
「ウォーリー」、「Down To Earth」(ピーター・ガブリエル&トーマス・ニュートン)

▽音響編集賞
「ダークナイト」
「アイアンマン」
「スラムドッグ$ミリオネア」
「ウォーリー」
「ウォンテッド」

▽音響録音賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ダークナイト」
「スラムドッグ$ミリオネア」
「ウォーリー」
「ウォンテッド」

▽視覚効果賞
「ベンジャミン・バトン/数奇な人生」
「ダークナイト」
「アイアンマン」

▽短編アニメーション賞
「つみきのへや」
「Lavatory - Lovestory」
「Oktapodi」
「プレスト」
「This Way Up」

▽短編実写映画賞
「Auf Der Strecke」
「Manon Sur Le Bitume」
「New Boy」
「Pig」
「Spielzeugland」

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■故ヒース・レジャーは「ダークナイト」冒頭6分間しか見ていなかった

 ヒース・レジャーが亡くなったのは2008年1月22日で、今日は彼の命日。「ダークナイト」完成前に亡くなったため、生前の彼が自らの演技を見たかどうか不明だったが、同作プロデューサーのチャールズ・ローブンが米エンターテインメント・ウィークリー誌に答え、ロンドンのIMAXシアターで彼に見せていたことを告白した。

 レジャーが見たのは、映画史上に類を見ないほどスリリングな、ジョーカーたちがピエロの面をかぶって銀行強盗をする冒頭の6分間。「私が『見るべきだ』と薦めて彼は見たんだが、かなり衝撃を受けたようだ。彼は興奮して笑いながら『もう1度見たい』と言ったので、彼のためにもう1度上映した。それが、私が彼を見た最後になった」とローブン。レジャーは完成版を見ることなくこの世を去った。
 「ダークナイト」は日本でも24日より丸の内ピカデリーほかで全国リバイバル公開される。

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■米アカデミー賞外国語映画賞に「おくりびと」ノミネート

 第81回(2009年)米アカデミー賞候補が22日、発表された。日本映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が外国語映画賞の候補作にノミネート。おくりびとは、2008年秋公開されている。「第63回毎日映画コンクール」(毎日新聞社など主催)の日本映画大賞も受賞した。 

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2009.01.22

■千夜千幕が、やっと250に

 「思い出に残る1000の夜、1000の銀幕...」と題して、印象に残った映画1000作品の紹介を目指すブログ「千夜千幕」。2004年9月1日から始めたが、なかなか進まず、やっと250作品を紹介できた。250番目は、アニメーション「岸辺のふたり」。2009年は、2004年の初心に帰って、作品を紹介していきたい。
http://cybar.cocolog-nifty.com/senmaku/

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■「ヘルボーイ2/ゴールデン・アーミー」見応えある映像

Hellboy2009 ギレルモ・デル・トロ監督の「ヘルボーイ」シリーズ第2弾。「パンズ・ラビリンス」の成功を受けて、デル・トロの世界感が反映した作品になった。オープニングの歯車CGから、見応えのある映像にワクワクし続けた。
 地獄生まれだが心優しいヘルボーイは、相棒のエイブや恋人のリズらと超常現象捜査局の凄腕エージェントとして、秘密裏に怪事件の捜査にあたっている。闇の世界のヌアダ王子は、地上を汚染し続ける人間を抹消するため、不滅の鋼鉄集団「ゴールデン・アーミー」を復活させようとする。エルフが説得力のある理由で、人類の敵として登場するのが面白い。
 人類を救うために闘ってきたヘルボーイが、見た目が怖いために人々に憎まれる場面で、ヌアダ王子は「仲間になれ」と誘う。その誘いを蹴ってヌアダと闘うヘルボーイの姿は、人間とバンパイアの間で苦悩する「ブレイド」を連想させる。デル・トロ監督は「ブレイド2」も、監督していた。
 異世界の生き物たちが、たくさん登場するのも、楽しい。巨大な豆との闘いでは、宮崎アニメを連想させるような美しい場面が展開される。さすがは、宮崎駿監督の大ファンであると語っているデル・トロ監督だ。
 私がデル・トロ監督に注目したのは「ミミック」を見てから。そのダークな質感が、とても気に入った。そして、カイル・クーパーのオープニングのタイトルが抜群にかっこ良かったことを鮮明に覚えている。次回作は「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の前章となる「ホビットの冒険」。ピーター・ジャクソンの製作総指揮。2部作で、1部は2011年の公開になる予定。公開が、とても、楽しみだ。

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2009.01.21

■映画「禅 ZEN」

Zen2009 高橋伴明監督・脚本で鎌倉時代に曹洞宗を開いた道元禅師の半生を描いた作品。外的には、変化に乏しい生涯だったのかもしれないが、展開が大味すぎる。そして場違いのCGや、首を傾げさせるエピソードに、終始考え込んでしまった。これまで作品化されることの少なかった道元を取り上げ、美しい四季の映像の中に置くという試みは、認めよう。しかし、そこには、映画的らしいドラマや、気品が必要ではないか。
 他力本願の浄土宗を批判するが、あるがままの自然に身を任せ、ただ坐る「只管打坐(しかんたざ)」というスタイルを確立するまでのプロセスがない。突然、完璧な悟りを開いてしまう。それを蓮に乗った道元のCGで見せられても困ってしまう。北条時頼が怨霊たちに襲われる場面のCGも、とても下品で見ていられなかった。
 道元がおりんに話す豆の場面は、学のない者にやさしく教えを説く重要なエピソード。これは、子供が死んでしまった母親が、「どうぞこの子を生き返らせて下さい」と釈迦に頼み、釈迦が「息子を生き返らせてあげよう。ただし、今まで一度も死人を出していない家からもらった芥子の実が必要だ」と説いた話を使っている。しかし、おりんは、子供の病気を治してくれと頼んでいた。母親が病気の子供を抱いたまま、たくさんの家を歩き回っては、生き返る子供も死んでしまうだろう。やれやれ。

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■「マルタのやさしい刺繍」さわやかな、おばあちゃんパワー

Maruta09 大阪ヨーロッパ映画祭では「遅咲きの乙女たち」という題名で上映されたが、「マルタのやさしい刺繍」という題名の方が、作品の雰囲気に合っている。2006年度のスイス動員数第1位。2007年度アカデミー賞外国語映画賞スイス代表作品に選ばれている。
 最愛の夫に先立たれ生きる希望を失っていた80歳のマルタ(シュテファニー・グラーザー)は、やぶけてしまった合唱団の旗を直す仕事を頼まれ、修正用の布地を買いに行く。そこで、美しいレースを見て昔の夢を思い出す。「自分でデザインして作ったランジェリー・ショップをオープンさせる」。友人たちは、応援したが、スイスの保守的な小さな村では、笑い者になり、自分の子供たちにも激しく非難される。
 店は閑散とし、夢をあきらめかけるが、村に伝わる模様を刺繍した下着をインターネットのショップで公開すると、世界中から注文が相次ぎ、大成功する。
 いろいろな困難をさらっと描き、からっと終わるところが、気持ち良い。さりげなく写し出されるスイスの風景は絵画のように美しい。1972年生まれの新鋭女性監督ベティナ・オベルリは、インターネットをとてもうまく使って、人の可能性の開花をさわやかに描いている。マルタ役のシュテファニー・グラーザーは、撮影当時86歳。その身軽な動きに驚かされる。夢を実現しようという思いは、年齢には関係ない。これから、ますます大切になる姿勢だ。

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2009.01.19

■アニメ「まりあ†ほりっく」第03話 「被虐の若芽」

 やっと、新房監督らしいキレを見せ始めた。こうでなければ。しかし、オープニングの手抜き感は、意図的なものなのだろうか。いまどき、あんなちゃちな3D人体は、観ていられないのだが。

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2009.01.17

■アニメ「源氏物語千年紀 Genji 」第01話 「光る君」

 耽美で緊張感に満ちた始まり。レデ・コミ的なストーリーが、華麗に彩られている感じだ。不思議な源氏物語。

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■「K-20 怪人二十面相・伝」痛快なアクション大作

K20_2009 江戸川乱歩の怪人二十面相をテーマにした北村想(きたむら・そう)のちょっと屈折した小説の実写化。ただし、設定はかなり変えられている。第2次世界大戦が「回避」され、戦前の制度がそのまま残った1949年の東京が舞台。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフが、中心となって制作に携わり、見事なCGで架空の都市風景をみせてくれる。
 冒頭の独創的な建築物に満ちた俯瞰シーン、ハイセンスなオープニングタイトルのアニメを見て、ハリウッド作品を超える予感がした。その予想は的中した。アクション中心でストーリーがおざなりのハリウッド作品と違い、物語がしっかりしている。どんでん返しにつぐ、どんでん返し。手に汗握る展開。観終わって、嬉しい気分にさせる痛快なアクション大作だ。
 金城武は、とぼけたコミカルさと切れのあるアクションが決まっていた。ワイヤーアクションではなく、重力を感じるパルクールというアクション(「007/カジノ・ロワイヤル」でも利用していた)が、とても新鮮に映った。令嬢葉子は、登場の仕方は地味だったが、後半は主役を食ってしまうほどの大活躍。松たか子にぴったりの役だった。
 監督は、佐藤嗣麻子(さとう・しまこ)、1964年生まれの女性。あまり、知られていないかもしれないが、私は昔から注目していた。1992年「ヴァージニア(Tale of a Vampire)」で東京国際ファンタスティック映画祭アボリアッツ大賞を受賞。1995年、「エコエコアザラク」を発表、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭'95 批評家賞(南俊子賞)受賞している。この作品のCGを効果的に活用する姿勢、女優たちの大胆な演技を引き出す演出力を高く評価している。カプコンのゲーム「鬼武者」のオープニングMOVIEは、その高いクオリティーで「シーグラフ2000」(アメリカで開催されるコンピュータグラフィックスの大会)最優秀賞を受賞している。「K-20 怪人二十面相・伝」は、佐藤監督の豊富なキャリアが、とてもよく生かされた傑作だ。

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■「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の痛烈なメディア批判

Diaryofthedead09 ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の新作。20数年ぶりに低予算のインディーズ映画として製作された。前作の「ランド・オブ・ザ・デッド」は、人間に近くなったゾンビが登場し、私としては不満の残る作品だった。ロメロ監督も初心に帰り、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/ゾンビ誕生」のころのゾンビに戻った。
 卒業制作のホラー映画を山奥で撮影していた映画学科の大学生グループが、ラジオで異常事態を聞き、山を降りて世紀末的な映像を後世に残すため、ドキュメンタリー作品を撮るという設定だ。悲惨な事実を前にして、撮影し続けることの是非という古くて新しい問いが突きつけられる。
 突然死体が生き返り人々を襲い始めるニュース映像が、マスコミによって偽りの映像に編集され、事実が隠される展開。Youtubeなど、個人が撮影した衝撃的な映像も、あまりにも多くてネットに投稿されて、かえって事実が分からなくなるという指摘。ロメロ監督のマスコミと個人動画投稿サイトに対する鋭い批判は、迫力がある。
 異様なまでに重い問いを発し続けながらも、ゾンビ映画ならではの、派手なスプラッターシーンも、さまざまなアイデアを盛り込んで、用意されている。ただ、社会批判としてのゾンビ映画という原点にこだわったロメロ監督の、現状への痛切な嘆きが聞こえてて、観終わって辛さが残った。
 ゾンビ映画には、皮肉な社会批判と、派手なスプラッター場面を楽しむという両面がある。ピーター・ジャクソン監督の「ブレインデッド」は、お祭り騒ぎのようなスプラッターが基本で、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」とは、対極にある作品だと思う。

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2009.01.16

■飯島愛「お別れの会」開催

 2008年12月24日に都内の自宅マンションで死去しているのが発見された元タレント・飯島愛が以前所属していたワタナベエンターテインメント代表取締役社長・渡辺ミキ氏をはじめ、同社所属タレントの中山秀征、恵俊彰、石塚英彦、ネプチューンを中心に「飯島愛 お別れの会」が開かれる。関係者だけでなくファンも参加できる予定で、日程などは現在調整中。週明けにも詳細が発表される。

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■テレビアニメ「ヘタリア」放送中止

 アニメの放送中止多いな。イタリアやドイツなど国を擬人化したギャグマンガ原作で、1月24日からキッズステーションで放送予定だったアニメ「ヘタリア」が16日、放送を中止すると発表した。同社は「諸般の事情」と説明している。

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■火星でメタン確認、生物存在の傍証か

 生命が存在するかどうかが注目される火星で、大量のメタンが発生していたことが16日までに、米航空宇宙局(NASA)の研究チームの観測で明らかになった。地下深くに生息する微生物などから排出された可能性もあり、火星における生物存在を示唆する傍証として関心を集めている。
 NASAのチームは、ハワイの望遠鏡で数年間にわたって火星の大気を観測し、その結果、光の分析から、2003年に火星の北半球でメタンの噴出を確認した。 
 メタンは1個の炭素原子に4個の水素原子が結合した炭化水素。地球では、大半が植物の腐食や細菌の呼吸によって発生する。
 メタンは地質活動でも発生するが、火星で見つかったメタンが地質活動によるものなのか、生物起源なのかは特定できていない。

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2009.01.13

■アニメ「まりあ†ほりっく」第02話 「甘美な疼き」

 「まりあ†ほりっく」。注目の新房アニメなのに、面白くない。どうしたのだろう。登場人物のキャラが、立っていない。ギャグが決まらない。

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2009.01.09

アニソンは、良い歌が多いと思います




コネタマ参加中: 大好きなアニソン(アニメソング)は何?


すごくたくさんありますよ。アニソンは、良い歌が多いと思います。
「俗・さよなら絶望先生」「空想ルンバ」
「ぼくらの」「アンインストール」
「ふたつのスピカ」「Venus Say」
「墓場鬼太郎」「モノノケダンス」
「のだめカンタービレ」「Allegro Cantabile」
「らき☆すた」「もってけ!セーラーふく 」
「AIR」「鳥の歌」

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■俳優・牟田悌三、死去

 テレビドラマ「ケンちゃん」シリーズのパパ役で知られ、ボランティア活動にも熱心に取り組んでいた俳優の牟田悌三(むた・ていぞう)さんが8日午後11時33分、東京都世田谷区の病院で死去した。80歳だった。東京都出身。自宅は東京都世田谷区深沢8の13の32。葬儀の日取り、喪主は未定。
 北海道大在学中から俳優活動を始め、温かみのある脇役としてテレビや映画、舞台で幅広く活躍。その傍ら、子供の悩みを聞く電話相談「チャイルドライン」の開設に尽力し、全国に広げた。中央教育審議会専門委員も務めた。
 8日夜、自宅で倒れているのを家族が見つけたといい、死因は不明。昨年8月放送のNHKドラマ「帽子」が、俳優として最後の出演作となった。

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■第82回(2008年)キネマ旬報ベスト・テン決定

 第82回(2008年)キネマ旬報ベスト・テンが発表された。
 今回は、滝田洋二郎監督の映画『おくりびと』が、日本映画監督賞、日本映画脚本賞、主演男優賞を獲得したほか、日本映画ベスト・テンのナンバーワンに輝くという快挙を達成した。第1位の鑑賞会および表彰式が、2月18日に銀座ブロッサム中央会館にて行われる。ベスト・テン、受賞作、受賞者一覧は下記のとおり。
【2008年日本映画ベスト・テン】
1位 『おくりびと』
2位 『ぐるりのこと。』
3位 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』
4位 『トウキョウソナタ』
5位 『歩いても 歩いても』
6位 『闇の子供たち』
7位 『母べえ』
8位 『クライマーズ・ハイ』
9位 『接吻』
10位 『アフタースクール』
*次点 『百万円と苦虫女』

【2008年外国映画ベスト・テン】
1位 『ノーカントリー』
2位 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
3位 『ダークナイト』
4位 『イントゥ・ザ・ワイルド』
4位 『ラスト、コーション』
6位 『イースタン・プロミス』
7位 『その土曜日、7時58分』
8位 『エグザイル/絆』
9位 『つぐない』
10位 『チェチェンへ アレクサンドラの旅』
*次点 『12人の怒れる男』
*4位は同点で2作品

【個人賞】
日本映画監督賞  滝田洋二郎『おくりびと』
日本映画脚本賞  小山薫堂 『おくりびと』
主演男優賞    本木雅弘 『おくりびと』
主演女優賞    小泉今日子『トウキョウソナタ』『グーグーだって猫である』
助演男優賞    堺雅人  『クライマーズ・ハイ』『アフタースクール』
助演女優賞    樹木希林 『歩いても 歩いても』
新人男優賞    井之脇海 『トウキョウソナタ』
新人女優賞    甘利はるな『コドモのコドモ』
外国映画監督賞   シドニー・ルメット『その土曜日、7時58分』
ショーン・ペン『イントゥ・ザ・ワイルド』

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2009.01.06

■女優チャン・ツィイー、盗撮される

Zhang_ziyi20090105 2009年1月5日、米サイトにハリウッド女優チャン・ツィイーの全裸写真が多数流出した。ツィイーと婚約者Vivi Nevo氏が、カリブ海に浮かぶフランス領サン・バルテルミー島でバカンスを楽しむ様子を盗撮したもの。
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2009.01.05

■英国のウェッジウッドが破たん

 英国の高級洋食器「ウェッジウッド」などのブランドで知られる大手陶磁器メーカー、ウォーターフォード・ウェッジウッド(本社アイルランド)は1月5日、英国事業が近く管財人の管理下に入る見通しになったと発表、事実上経営破たんした。金融危機をきっかけとした世界的な景気悪化で販売不振に陥ったのが原因。安価な陶器に顧客を奪われたことも経営の重しとなった。

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■iPhone 3Gでワンセグが見られる「TV&バッテリー」を全国発売へ

 ソフトバンクBBとソフトバンクモバイルは1月5日、iPhone 3G用の充電・ワンセグチューナー「TV&バッテリー」を、1月9日よりiPhone 3Gを扱う全国のソフトバンク携帯電話取扱店で販売開始すると発表した。価格は9840円(税込)。
 すでに2008年12月31日より、ソフトバンク表参道など一部店舗で先行発売していたが、全国展開するものだ。
 また、1月9日からはiPhone 3Gを購入するユーザーに対し、TV&バッテリーもセットにして割賦販売を開始する。セット割引はないという。
 TV&バッテリーは、ワンセグチューナーを内蔵し、Wi-Fiを利用してiPhone 3Gでのワンセグ視聴を可能にする。「App Store」で提供する無料アプリケーション「テレビ」を利用する。

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