■「 ハンサム☆スーツ」谷原章介のブサイクさが見物

CMやPVで活躍してきた英勉(はなぶさ・つとむ)監督の長編デビュー作。ブサイクだが料理の腕前は確かで優しい男が、モテないことに絶望。立ち寄った洋服店で、着るとハンサムになれる「ハンサム・スーツ」を勧められ、ハンサムに変身。モデルとして活躍し世界が一変する。とてもベタなアイデアに、とてもうまい工夫を凝らすことで、素直に笑って楽しめる作品になった。最初から最後まで、渡辺美里の「My Revolution」が鳴り響いている。こんな主題歌の使い方は、とても珍しい。そして洋服の青山が実名で登場するのも珍しい。さらに実際にも「ハンサムスーツ」を売り出しているのは、もっと珍しい。
塚地武雅(つかじ・むが)が、ハンサム・スーツで谷原章介(たにはら・しょうすけ)に変わるシーンが見物。その前に、中条きよしがスーツを脱いで温水洋一(ぬくみず よういち)に戻るのも笑える。この作品は、塚地武雅のキャラクターなしでは成り立たないが、谷原章介のブサイクな身振りが面白さを支えた。なかなかの役者だ。脚本を手掛けた鈴木おさむの奥さん・大島美幸(おおじま みゆき)のキュートさも印象的。佐田真由美(さだ・まゆみ)も、貫禄ある演技を見せる。
オリジナルコンピュレーションCD付きのパンフというアイデアは、嬉しい。懐かしい7曲を楽しんだ。
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