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2008.09.22

■吉高由里子「えぐり取られるような撮影」と告白

 9月20日、映画『蛇にピアス』が公開初日を迎え、蜷川幸雄監督はじめ、主演の吉高由里子、高良健吾、ARATAが渋谷シネマGAGA!で舞台あいさつした。
 吉高と高良は20歳、ARATAは34歳。孫ともいえる年齢の役者たちを前に72歳の蜷川監督は「撮影がスタートしたころは3人が僕を観察しているような気がして、3日間ぐらい登校拒否状態になりました。そして、チームワークの良い彼らの邪魔をしないよう、密やかに撮ることを決めたんですよ」と意外な裏話を披露。
 一方、3人は監督の偉大さをたたえた。特に吉高は「とにかく作品を根っこから愛している監督です。役者のこともすごくよく見ていて、メンタルな面からえぐりとられるような撮影でした」と話し、高良は「監督から『この恥知らず!』と怒鳴られたこともありました。知らぬ間に僕は、自分の枠を出ない安全な範囲内で演技をしていたんですね」と撮影を振り返っての反省も。一方、ARATAは「こんなに繊細な現場づくりをする監督とは思わなかった。温かくて優しい空気が流れる現場で幸せな1か月間を過ごしました」と鬼演出家として知られる蜷川監督の意外な一面を語った。
 司会から「普段、手掛けている舞台と比べて映画の世界はいかがでしたか?」と聞かれた蜷川監督は「よその家に遊びにいく気分。今日は(北野)たけしさんと津川(雅彦)さんが監督を務めた映画も封切りになりましたが、二人とも親しい友人なので絶対に負けたくないですね」と笑いながら対決の意気込みを語った。きわどいベッドシーンやバイオレンスシーンに体当たりで臨んだ吉高は「長い死闘でした。やる側も観る側も体力のいる映画だと思います。でもわたしが一番生命力の強いときに撮った作品です。見終わった後はどっと疲れると思いますが、どうか見守っていてください」とこれから映画を観る観客たちに訴えた。

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