■「モナリザ」前で「20世紀少年」ワールドプレミア
3部作で総製作費60億円という超大作映画「20世紀少年」(8月30日公開)のワールドプレミア試写会が現地19日(日本時間20日)、フランス・パリ市内の劇場で行われ、主演の唐沢寿明(45)、常盤貴子(36)が出席した。記者会見は、史上初めてルーブル美術館の名画「モナリザ」の前で開催。20の国と地域での公開が決定している世界も注目する作品が“芸術の都”を驚嘆させた。
世界的な名画に囲まれた会見場にT.REXが歌う主題歌「20th Century Boy」が鳴り響いた。
邦画としては、パリでワールドプレミアを行うのは初めて。ルーブルで美術館主催ではないイベントが開かれるのも前代未聞。日本映画史上最大級のプロジェクトにふさわしい、初めて尽くしのお披露目となった。
フランスといえば、漫画喫茶があるほどオタク文化が盛ん。浦沢直樹氏の原作コミックも翻訳され大人気となっている。配給の東宝は「海外では最初に配給オファーがあった国」としてプレミアの場所に決定。同作製作の日本テレビが過去に「モナリザの間」補修に協力していたことを背景に、ルーブル美術館が会見開催を快諾。日仏交流150年の公式イベントとして執り行った。
この日は美術館の休館日、会見のために全館が貸し切られた。参加する報道陣は事前に名前を登録。警備員を各所に配置し、「モナリザの間」以外の入室は禁止するなど厳戒態勢が敷かれた。
地元報道陣も80人が集結し、モナリザを背に思いを語った唐沢は「二度とない体験。夢のよう」と感激。常盤は着物姿で登場し「フランスの、アートに対する寛大な心に感動感謝」と語った。
同作は、フランスでは今冬、実写邦画史上最大の100館以上で公開され、その後、欧州各国で順次公開する予定。
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