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2008.06.15

■「ラフマニノフ ある愛の調べ」演奏シーンが短すぎる

 パーベル・ルンギン監督。ロシア映画。オープニングの映像が、シンプルだが美しい。セルゲイ・ラフマニノフにふさわしい幕開け。そして、アメリカ・カーネギーホールでの初めての演奏会。アメリカに亡命して来たラフマニノフは、来賓席の駐米ソビエト大使に向かって「あなたがこの会場を出ない限り演奏しない」と言い放つ。なかなか、迫力のある導入だ。しかし、その後がよろしくない。若き日の恋、恩師との決別、作曲家としての挫折、妻との出会い、革命による祖国からの脱出などが、描かれるが、ごちゃごちゃして分かりにくい。散漫な印象を受ける。波乱に満ちた生涯を、もっとエピソードをしぼってほしかった。そして、もっとも大事なはずの演奏シーンが短すぎる。ピアノ演奏家としての魅力を全面に押し出して、演奏を堪能させてくれたら、構成上の混乱にも眼をつぶったはず。
 原題は「LILACS」。ラフマニノフにとってのライラックが、いかに特別な花であったかは、伝わって来た。Lilacs

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