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2008.05.11

■映画「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」ほのぼのとしたイタズラ合戦

 塚本連平(つかもと・れんぺい)監督。2006年3月から始まり、大ブレイクしたブログ小説が原作。2007年4月に高陵社書店より1-6章が2巻で書籍化している。ブログの語り口と、映画の雰囲気はやや違うが、独特なコメディタッチは成功している。1979年の田舎町の駐在さんと元気な高校生が、ほのぼのとした珍妙なイタズラ合戦を繰り広げる。半実話ということだが、こんなに人の良い警官が、退職させられないはずはない。警察は、そんなに甘くない。その意味では、ファンタジーであり、美化された良き時代へのノスタルジーだ。
 それでも、次々と繰り出されるイタズラのアイデアやギャグには、笑ってしまう。40歳以上でなければ、体験的なギャグは理解できないだろうが、若い人たちでも笑えるネタも多い。石野真子やガッツ石松ら俳優たちの過去をダシにしたギャグは、ほとんど監督のイタズラと言って良い。たくさん笑わせておいて、最後に泣かせる。花火を使ったドラマの盛り上げは、映画の常套手段だが、この作品もギャグを混ぜながら、良い話にまとめている。主人公・ママチャリ役の市原隼人(いちはら・はやと)も、清々しくて良いが、なんと言っても駐在さん役の佐々木蔵之介が見事だ。本当にうまい俳優だと思う。

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