■ニンニク作用を詳細に解明
ニンニクに高血圧などの循環器疾患の予防・治療効果があるのは、硫化物成分が赤血球で硫化水素に変わり、血管を構成する平滑筋が弛緩(しかん)して血流が良くなるためと考えられることが分かった。米アラバマ大の研究チームが16日までに実験で詳細な作用メカニズムを解明した。論文は米科学アカデミー紀要の電子版に掲載される。
心臓などの血管で硫化水素を効率よく生じさせることができれば、循環器疾患の新たな治療法になると期待される。また、硫化水素を生じさせる量を基準として、ニンニク成分のサプリメント(栄養補助食品)の効能を標準化できるという。
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