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2006.12.20

■オス決定遺伝子を発見

 生物のオス(精子をつくる性)を決定づける遺伝子を、東京大学大学院理学系研究科の野崎久義助教授らの研究グループが、原始的な緑藻類の仲間で見つけた。「OTOKOGI(侠)」と命名されたこの遺伝子の発見で、生物の性はメスが原型でオスはその派生型であることが示唆されるという。オスとメスの起源に迫る成果で、19日発行の米専門誌「カレント・バイオロジー」に発表した。
 精子をつくるオスと卵をつくるメスが存在する卵生殖の生物では、性を決定する遺伝子がいつ、どのように誕生したのかはこれまで謎だった。
 野崎助教授らは、神奈川県の津久井湖で採取した新種の藻類のゲノムを解析し、オスだけに現れ精子の核に局在する遺伝子を発見、「OTOKOGI」と名付けた。
 生物の生殖は、性差はあっても配偶子の大きさに違いがない同型配偶から、メス型の配偶子がやや大きい異型配偶を経て、大型で運動能力がない卵と小型で運動能力が高い精子をつくる卵生殖へと進化したと考えられている。これまで、同型配偶の単細胞藻類(クラミドモナス)では、一方の性を決める遺伝子が見つかっていたが、それがどちらの性に相当するのかは不明だった。
 ゲノム解析の結果、クラミドモナスの性決定遺伝子が「OTOKOGI」の起源であることも分かった。この結果「性の原型はメスで、オスはOTOKOGIのような性決定遺伝子を持つことでメスから派生する」と考えられる。

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今年のクリスマスまで残すところあと1日!!! 明日一緒に過ごす相手は、お決まりでしょうかぁ? まだきまっていないなら一度、、、 [続きを読む]

受信: 2006.12.22 23:28

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