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2006.09.22

■鼻から脳への配線仕組み解明、においセンサーに応じ調節

 さまざまなにおいを感じる鼻のセンサーと脳とを結ぶ約1000万本もの嗅覚(きゅうかく)神経回線がどのように配線されるかを、東京大大学院理学系研究科の坂野仁教授らがほぼ解明し、米科学誌サイエンスの電子版に22日発表した。
 脳神経の大半は損傷を受けると再生しないが、嗅覚の神経細胞は寿命が2~3週間と短く、死滅と再生を繰り返している。研究成果は、成長期までに複雑な脳神経回路が形成される仕組みを解明する手掛かりになると期待される。
 においの原因分子は数十万種類あるが、人間やマウスは鼻の奥の嗅神経細胞に約1000種類ある嗅覚センサー(受容体)を組み合わせて感知している。1つの嗅神経細胞には1種類の受容体しかなく、受容体の種類に応じて、電線に似た軸索が脳の「嗅球」の特定の場所に伸びている。しかし、この配線がどうして正しく行われるかが謎だった。
 坂野教授らは遺伝子操作マウスを使った実験の結果、嗅覚受容体の種類に応じて、生み出される情報伝達物質の濃度や遺伝子の働きが微妙に異なり、伸びる軸索の長さが調節されるため、嗅球の正しい場所に接続されることを突き止めた。

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