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2006.08.16

■太陽系は12惑星に、国際天文学連合総会で提案

 太陽系の外周で冥王星より大きい新天体が発見されたことを受け、惑星の定義を検討してきた国際天文学連合(IAU)は16日、当地で開催中の総会で、「太陽(恒星)を周回する自己重力で球形の天体」との案を発表した。新天体のほか、従来は冥王星の衛星とされた二重惑星「カロン」、火星と木星の間の小惑星帯にある「セレス」が新たに惑星と位置付けられ、惑星数は現在の9個から12個に増える。
 24日の議決で承認されれば、1930年の冥王星発見以来、76年ぶりに太陽系の姿が書き換えられる。しかし、第5惑星となるセレスは直径が月の約4分の1しかない上、今後さらに12個の天体が惑星に昇格する可能性があるとしており、議論になるとみられる。
 この問題は、昨年7月、米カリフォルニア工科大のマイケル・ブラウン教授らが、太陽系外周の小惑星群「エッジワース・カイパーベルト」の中で、冥王星より大きい新天体(仮称2003UB313)を発見し、「第10惑星」と発表したことが直接のきっかけ。
 直径が月の7割しかない冥王星も、以前から科学的には同小惑星群の一つとされており、第10惑星を認めるか、冥王星を小惑星に格下げするかの議論が高まった。
 しかし、IAUは1999年2月、歴史的経緯を踏まえて冥王星の格下げはしないと宣言済み。惑星は太陽の周りを円盤状に取り巻くちりやガスが集合・衝突を繰り返して形成されたと考えられることから、「自己重力で球形」との定義案が浮上した。この案では直径800キロ以上などが目安となり、3天体が新惑星とされた。
 IAUは社会的影響を考慮し、水星から海王星までの8個を「古典的惑星」、冥王星とカロン、UB313の3個を「プルートン(冥王星族)」と分類分け。セレスは「矮(わい)惑星」と呼ぶことにした。また、「小惑星」の呼称を廃止し、惑星より小さい天体は彗星(すいせい)などを含め、「太陽系小天体」と呼ぶことを提案した。

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