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2006.08.14

■アニメ「時をかける少女」の気持ちの良さ

 原作は筒井康隆 『時をかける少女』となっているが、オマージュをささげた別の作品。時間を自由に行き来するタイム・リープというSF的な設定も、高校生の日常の範囲内で行われる。人類の歴史や未来という大きなテーマは、ささやかに添えられているだけだ。SF的な映像が少なく、舞台設定が小さいことに不満を覚える人もいると思う。しかし、学園ドラマを描くためだと割り切れば、欠点は魅力に変わる。
 脚本の洗練さと、映像編集のキレが調和して、とてもテンポの良い、それでいて余韻に満ちた展開。この気持ちの良さは格別だ。細田守監督が、ポスト宮崎駿と言われるゆえんだろう。間の取り方、緩急の付け方が絶妙なのだ。雲の動きや河原の風景など背景画にも力を入れて、情感を盛り上げていた。

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 2006年作品。日本映画。100分 。配給=角川ヘラルド映画。監督=細田守 。原作=筒井康隆 『時をかける少女』(角川文庫刊) 。脚本=奥寺佐渡子。美術監督=山本二三 。音楽=吉田潔 。キャラクターデザイン=貞本義行 。制作=マッドハウス。紺野真琴=仲里依紗、間宮千昭=石田卓也、津田功介=板倉光隆、芳山和子=原沙知絵、藤谷果穂=谷村美月、早川友梨=垣内彩未、紺野美雪=戸優希
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