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2006.04.22

■「Vフォー・ヴェンデッタ」の現代性!!

 アラン・ムーアとデヴィッド・ロイドが1980年代に発表したコミックを、ウォシャウスキー兄弟が独自に脚本化したサスペンス・アクション。監督は「マトリックス」シリーズなどで第一助監督を務め、本作が監督デビューのジェームズ・マクティーグ。近未来の独裁国家となったイギリスが舞台。1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイ・フォークスの仮面をつけた男Vは、支配層への復讐と国民の覚醒を目指しテロ行為を繰り返している。国民の恐怖心を利用した支配を強化するアメリカへの批判が前面に出た作品と言える。感情移入ができないという映画評があるが、私は国会議事堂前に集まった群集とともにあった。

 ナタリー・ポートマンは、スキン・ヘッドになっただけでなく、これまで見た中で最高の演技。ヒューゴ・ウィービングは仮面をつけたVの悲哀を見事に演じた。終始仮面を付けた演技では「キングダム・オブ・ヘブン」のエドワード・ノートンを思い出すが、ノートンの場合は辛うじて眼の演技が可能だった。V野仮面はまったく表情が変えられないだけに、身ぶりだけの渾身の演技だった。ただ、Vには最後まで孤高のダンディズムを貫いてもらいたかった。ラストのべたべたな愛の告白は、彼にはそぐわない。

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 2005年作品。イギリス・ドイツ合作。132 分。配給=ワーナー。監督=ジェームズ・マクティーグ(James McTeigue)。製作=ジョエル・シルヴァー(Joel Silver)、アンディ・ウォシャウスキー(Andy Wachowski)、ラリー・ウォシャウスキー(Larry Wachowski)、グラント・ヒル(Grant Hill)。製作総指揮=ベンジャミン・ウェイスブレン(Benjamin Waisbren)。キャラクター創造=アラン・ムーア(Alan Moore)、デヴィッド・ロイド(David Lloyd)。脚本=アンディ・ウォシャウスキー(Andy Wachowski)、ラリー・ウォシャウスキー(Larry Wachowski)。撮影=エイドリアン・ビドル(Adrian Biddle)。プロダクションデザイン=オーウェン・パターソン(Owen Paterson)。衣装=サミー・シェルドン(Sammy Sheldon)。編集=マーティン・ウォルシュ(Martin Walsh)。音楽=ダリオ・マリアネッリ(Dario Marianelli)。イヴィー=ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)、V=ヒューゴ・ウィーヴィング(Hugo Weaving)、フィンチ警視=スティーヴン・レイ(Stephen Rea)、ゴードン・ディートリッヒ=スティーヴン・フライ(Stephen Fry)、アダム・サトラー議長=ジョン・ハート(John Hurt)、 クリーディー=ティム・ピゴット=スミス(Tim Pigott-Smith)、ドミニク警部=ルパート・グレイヴス(Rupert Graves)、 プロセロ=ロジャー・アラム(Roger Allam)、ダスコム=ベン・マイルズ(Ben Miles)、バン=ヴァレリー・ベリー(Valerie Berry)、 デリア・サリッジ=シニード・キューザック(Sinead Cusack)、バレリー・ペイジ=ナターシャ・ワイトマン(Natasha Wightman)、リリマン主教=ジョン・スタンディング(John Standing)、エサレッジ=エディ・マーサン(Eddie Marsan)
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コメント

"But what if I'm not sorry?" (Defiant and proud, even in my shame.)

投稿: valium | 2006.05.15 10:59

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