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2005.01.10

■「アフガン零年」のまなざし!

 「アフガン零年」(セディク・バルマク監督、2003年)をレンタルDVDで観た。タリバン政権下のアフガニスタンで、1人の少女がたどった救いのない運命を描いている。過酷で不条理。タリバンの支配は確かにひどいものだが、そうした政権をかつてはアメリカが支援し、9.11以降はアフガニスタン全体がアメリカによって攻撃され、多くの民衆が犠牲になったことには、まったく触れていない。ただただ、タリバン時代だけに焦点をあてている。あまりにも無惨な結末は象徴的なシーンで締めくくられている。
 物語の展開は、リアリティに乏しく感じる点も多い。とりわけいやがる少女を少年に変えて働きに出す母親の切実さや苦悩が伝わってこない。少女のとまどいと無防備さだけが強調され、いたたまれなくなる。この作品を支えているのは、主人公の少女を演じたマリナ・ゴルバハーリの怯えたまなざしだ。彼女は5歳の頃から幼い弟とともに路上で物乞いをして生き延びてきた。その体験が堅い表情に表れている。

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  【イスラマバード=佐藤貴生】ロイター通信は30日、イスラム原理主義勢力タリバンが、新たに韓国人人質男性1人を殺害したと伝えた。フランス通信(AFP)によると、タリバンの報道官は「われわれは数回にわたって交渉期限を設定したが、アフガン政府は注意を払わなかった」と述べ、現地時間同日午後8時半に射殺したことを明らかにした。 タリバンは同日正午(日本時間同日午後4時半)に設定した交渉期限を、同日午後4時(同8時半)まで延長したが、交渉に進展がみられなかったため、殺害に及んだとみられる。...... [続きを読む]

受信: 2007.07.31 05:03

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