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2004.07.17

■「スチームボーイ」に駆け付けた!

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2004年作品。日本映画。126分。配給=東宝。監督・原案・脚本=大友克洋。脚本=村井さだゆき。総作画監督=外丸達也。エフェクト作画監督=橋本敬史。美術監督=木村真二。CGI監督=安藤裕章。演出=高木真司。テクニカルディレクター=松見真一。デジタルコンポジット=佐藤光洋。編集=瀬山武司。音楽=スティーブ・ジャブロンスキー。音響監督=百瀬慶一。レイ=鈴木杏、スカーレット=小西真奈美、ロイド=中村嘉葎雄、エディ=津嘉山正種、ロバート=児玉清、デイビッド=沢村一樹、サイモン=斉藤暁、アルフレッド=寺島進

 待ちに待ったという表現は良く使われるが、「スチームボーイ」ほど、ぴったりの作品は、そう多くない。企画立案から10年。製作期間9年、総製作費24億円。ついに大友克洋監督の劇場長編アニメが公開された。17日公開初日というのに、劇場はガラガラだった。どういうわけだ。アニメの世界的な記念碑「AKIRA」から、あまりにも時間が経ってしまったためだろうか。
 世界で初めての万国博覧会が開催されようとしていた19世紀半ばのイギリスが舞台。発明家という家系に育ったレイ少年は、世界を変える力を持つ驚異的な発明品「スチームボール」を手にする。そこから、スケールの大きな冒険活劇が始まる。手描きとデジタル技術を融合させた繊細きわまりない映像は、たしかに素晴らしい。実に丁寧に作り上げたことが分かる。しかし、「AKIRA」のような、あっと驚く映像美に出会うことはできなかった。
 ストーリーも「子ども向け」を狙い過ぎている。「子供に夢を与える作品を作りたかった」と大友監督は話しているが、物語を単純化するだけでは、逆にインパクトが薄れる。もっと大胆な映像表現で、ねちっこく描いても良かった。音響も技術的には進歩しているが、ハリウッド的過ぎて大友らしくない。「AKIRA」での芸能山城組の参加のような斬新さがほしかった。全体に、ハリウッドや世界市場狙いが見え透いている。

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