« ■生きたまま焼かれる! | トップページ | ■イラク市民の複雑な思い »

2004.04.09

■誘拐と無関係の政策転換

 池澤夏樹さんから「パンドラの時代 008 3人の誘拐について大急ぎで」が届いた。「事実がどんどん先行して、どう考えればよいのか、論の方が追いつかない」とことわりながら、いつものように冷静に論を進めている。
 引用する。
 「今、日本はどうすべきか?
 自衛隊を撤退させればいい。それ以外に取るべき道はありません。
 ただし、3人が誘拐されたから、その生命を救うために撤退する
のではない。
 それでは取引になってしまう。
 今後、日本に対して何か強い要求を持つ者に対して、日本の民間
人を誘拐すれば目的はかなうという前例を与えることになる。
 それこそテロに屈することになる。
 そうではなくて、自衛隊を復興支援という名目のもとに派遣した
ことが間違いであったことを公式に認め、今のイラクを平和に導く
ために必要なのは武力ではないことを認め、その上で撤退を速やか
に実行する。
 言い換えれば、誘拐とは無関係に、政策の転換を内外にはっきり
表明する。」
 「自衛隊が復興支援のために行っている、という論法は相手が認め
ないかぎり意味がありません。
 NGOに任せれば年間1億円以下の予算で10万人分の水が供給
できる。自衛隊は年間300億を超える予算で、1万6000人分
を供給しているにすぎない。その一方で自衛隊は武装したアメリカ
兵を運んでいる。
 彼らの駐屯の主たる目的が給水でないことはイラクの人々の目に
も明らかです。
 何よりも自衛隊は軍隊です。威圧と恫喝のための組織です。イラ
ク国民の目には星条旗に縫いつけられた小さな日章旗しか見えてい
ないでしょう。
 自衛隊を引き上げましょう」

 私も、要求に屈するのではなく、自衛隊派兵政策の失敗を認めて、即時撤退するという方針に賛成だ。日本政府の自衛隊派遣に根拠はなかったのだから。

|

« ■生きたまま焼かれる! | トップページ | ■イラク市民の複雑な思い »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1152/418383

この記事へのトラックバック一覧です: ■誘拐と無関係の政策転換:

» 3人が人質に [こすもす]
「人道支援のためにイラクに行っているのだから撤退する必要はないと考えている」とい [続きを読む]

受信: 2004.04.09 23:39

« ■生きたまま焼かれる! | トップページ | ■イラク市民の複雑な思い »