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2004.03.19

■「千夜千冊」950夜!

 「松岡正剛の千夜千冊」の記念すべき950夜には、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が選ばれた。900夜に宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』が選ばれたように、人類にとっての基本的な問いが差し出される。私もかつて触れ、今は忘れたふりをしていた問いが。
 今回も、異様に長い。そして、自己の青春を語り、夭折した友人への回答というスタイルをとっている点が、緊張を生んでいる。少しだけ、引用する。
 「ドストエフスキーは、決して再生演奏が不可能ではない極限コード進行のポリフォニー楽譜として、傑出した精神のあれこれに巣食ってきたというべきなのだ」
 「いま、大審問官の問題にコメントするにふさわしいと思われる忌まわしい一つの符牒があるようにも思われる。それは今日の日本で、幼児虐待が頻繁におこっているということだ。こういう日本のどこかで、いったい誰がいま、イヴァン・カラマーゾフが雄弁に語った幼児虐待の話を思い出しているだろうか」
 「ドストエフスキーは神の存在を唯一の絶対的存在から解き放ったのだ。ローマ・カトリックの絶対神の呪縛から、ロシア正教の痩せこけた老人にその担い手を移すことによって、キリストを拡散させたのだ」

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