■水を探しに火星まで
欧州宇宙機関の火星探査着陸機「ビーグル2」が行方不明になった後だけに、成功への期待が高まっていた。NASAの小型無人探査車1号機「スピリット」は、日本時間4日午後1時35分ころに火星表面に着地しエアバッグで本体を保護して軟着陸に成功した。午後5時には最初の画像も送信してきた。NASAの科学者たちの高揚した顔をTVで見ながら、喜びを分かち合った。
着陸した場所は、かつて水があったとみられている所。約90日間の探査期間中に、火星に以前に水があったかどうか、今も存在するかを調べるのが最大の役目だ。水の存在が確認されると、有人飛行、火星基地建設へと夢が広がる。もっとも、何十年後かの計画になるだろうが。火星・マーズは赤い色のため戦争や争いを象徴しているが、火星探査は平和的に世界的な協力で進めてほしい。
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