« ■尾崎豊の十三回忌無惨! | トップページ | ■Video iPodの可能性 »

2004.01.18

■光速変動理論の魅力

 アインシュタインが特殊相対性理論を発表した1905年から、もうすぐ100年。特殊相対論は、光の速度は常に一定であるという基本原則で成り立っている。そして観測によって理論の正しさが確認された。相対論自体はあまり理解されていなくても「光速度は不変」のいう理論は、広く知られている。この前提で宇宙誕生の過程を説明するのが難解なインフレーション理論。しかし、どうしても解決できない矛盾を持っている。
 最近、アインシュタイン理論の「光速不変」を覆す「光速変動理論(VSL)」が注目されている。宇宙誕生時の凄まじく高いエネルギー状態では、光速はもっと速かったという理論。理論の精査と理論を裏付ける観測が行われている。この理論の方がシンプルに宇宙誕生を説明できるらしい。何よりも、常識が見事に覆されるかもしれないという点が面白い。マゲイジョ,ジョアオ著「光速より速い光―アインシュタインに挑む若き科学者の物語」は、理論の専門書ではなく、理論発表が巻き起こした騒動に力点を置いたサイエンス・ノンフィクション。独学でケンブリッジ大学の理論物理学博士号を取得したマゲイジョの経歴も興味深い。どこかアインシュタインを連想させる。理論物理は、こうでなくては。

|

« ■尾崎豊の十三回忌無惨! | トップページ | ■Video iPodの可能性 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1152/113758

この記事へのトラックバック一覧です: ■光速変動理論の魅力:

« ■尾崎豊の十三回忌無惨! | トップページ | ■Video iPodの可能性 »